【2024年版】オーストラリアの州と主な都市
突然ですが、オーストラリアの州と主な都市をご存知でしょうか?
一般的にはシドニー、メルボルン、ゴールドコースト、そしてエアーズロックなどが有名どころかと思いますが、実はオーストラリアには7つの州および準州と1つの特別区があり、それぞれに州都があることは意外と知られていません。
今回は、オーストラリア在住のスタッフがオーストラリアの州と主な都市についてご紹介させていただきます。
オーストラリア観光情報も併せてお楽しみください!
各州の州都と気候について
オーストラリアは日本の面積の約21倍弱、世界で6番目に大きな国です。
その広大な大地を持つオーストラリアには、下記の通り6つの州、1つの準州、1つの特別区があります。
州名(略称) | 州都 |
---|---|
ニュー・サウス・ウェールズ州(NSW) | シドニー |
ビクトリア州(VIC) | メルボルン |
クイーンズランド州(QLD) | ブリスベン |
西オーストラリア州(WA) | パース |
南オーストラリア州(SA) | アデレード |
タスマニア州(TAS) | ホバート |
ノーザン・テリトリー準州(NT) | ダーウィン |
首都特別区(ACT) | キャンベラ |
連邦制で、それぞれの州が強い自治権を有しています。
また、広大な国土を誇るオーストラリアですが、下図の通り、州によって気候区が大きく異なっているのもオーストラリアの大きな特徴です。
主要都市の気候については、下記記事で詳述していますので、是非ご参照ください。
ニュー・サウス・ウェールズ州とシドニー
シドニーはオーストラリア最大の経済都市で、人口は500万人強となる南半球の一大都市です。しかしながら、オーストラリアの首都ではありませんので、注意が必要です!
ここでちょっと脱線、コーヒーブレイクです。
次の国の首都はどこでしょう?
- スイス
- ブラジル
- カナダ
これにオーストラリアを加えた4ヶ国が「世界四大首都が判りにくい国」となっています(筆者の偏見です(笑))。
答えは、本記事の最後に!
シドニーは、ニュー・サウス・ウェールズ州の州都です。
ニュー・サウス・ウェールズ州(NSW)は、人口・州内総生産ともにオーストラリア最大であり、国全体の3割強を占めています。
一大金融都市シドニーを内包していることから、州内の産業構造を生産額から見ると、金融・保険、不動産関係の生産額のシェアが大きく、農業や鉱業のシェアは比較的小さい数値となっています。NSWで生産される石炭の約半分と小麦等の農産物の一部は日本に輸出されています。
シドニーは発達した金融市場を背景に、国内外の金融機関等各種民間企業が集まる国内最大の都市であり、かつ経済の中心地となっています。また、オーストラリアの中央銀行であるオーストラリア連邦準備銀行、健全性規制庁、オーストラリア証券取引監督機関であるオーストラリア証券投資委員会など、連邦政府関係機関の金融系の本部が置かれています。
シドニー観光の選択は、都会から自然、美食やワイナリー巡りまで多岐に渡ります。
シドニー観光の定番は、街のシンボル的存在の世界文化遺産オペラハウスとハーバーブリッジです。世界文化遺産であるオペラハウスのデザインは、建築家ヨーン・ウツソン氏が考案しました。あまりにも独特な形状と設計の複雑さにより工事には14年もの年月がかかり、1973年の完成となりました。
ハーバーブリッジは1932年に完成したアーチ状の吊り橋で、全長約1,500m、アーチ最上部の高さは134mの巨大橋です。観光の方には橋のアーチの頂上まで登ることができるブリッジ・クライムツアーが人気です。
また、近郊のワイナリー地帯のひとつにハンター・バレーという名所があり、マクギガンワインなどオーストラリアの老舗ワイナリーが点在しています。ワイン好きの方は必見です!
シドニー郊外には世界自然遺産ブルーマウンテンズや保養地ポート・スティーブンスなどもあり、まさに都会から大自然まで全てを楽しんでいただけるのがシドニーです。
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ビクトリア州とメルボルン
ビクトリア州(VIC)の面積は全国土の約3%程度にすぎませんが、人口は約670万人で全人口の25%、州内総生産は全オーストラリアの23%であり、ニュー・サウス・ウェールズ州に次いで第2位となっています。
ビクトリア州の州都メルボルンは、シドニーと並ぶオーストラリア経済の2大中心地のひとつで、金融関係と資源関連の主要企業がメルボルンに本社を置いています。
農業生産額は全オーストラリアの23%ほどを占めており、特に灌漑設備の整った州北部を中心に酪農が盛んで、生乳の生産量では65%を占めています。日本への輸出品目としては、チーズ類、牛肉、家畜飼料などが上位を占めています。
鉱業分野では褐炭の埋蔵量が豊富で、州内電力供給に利用されていますが、それ以外の資源は乏しくなっています。
メルボルンを起点とするビクトリア州の観光は、グレート・オーシャン・ロード方面とヤラバレーのワイナリー地帯に大別されます。
グレート・オーシャン・ロードは、メルボルン中心から南に110kmほど離れた場所に続く断崖絶壁の沿岸地帯です。日本の某有名バンド・グループのプロモーションビデオの撮影に使われた場所として一躍、日本の若者の間で有名になりました。
そして、メルボルン北部にはオーストラリアの4大ワイナリー地帯のひとつであるヤラバレーがあります。上質な白ワインが有名で、ワイナリーツアーにご参加いただくと、ワイナリー特製の美味しいランチもお楽しみいただけます!
また、メルボルン中心部は、観光用の路面電車(トラム)がなんと無料!になっており、観光客の方の移動の強い味方になっています。
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クイーンズランド州とブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ
クイーンズランド州(QLD)は、ゴールドコーストやケアンズと言った有名な観光地を抱える州で、国内ではサンシャインステートと呼ばれています。
州都はブリスベンで、人口は約230万人です。
クイーンズランド州の産業構造は、石炭を中心とする鉱業、建設業、牛肉やサトウキビ、綿花、穀物などの農畜産業、観光などのサービス業が主となっています。
基幹産業である石炭生産量の8割以上は輸出向けであり、そのうち約2割が日本向けとなっています。特にケアンズの南500kmほどの場所にあるボーエンの周辺は良質な原料炭の産地として有名です。また、ブリスベン北部のグラッドストーンを拠点とするCSG/LNG産業は、石炭と並ぶ州の基幹産業として注目を集めています。亜鉛、銅、鉛、ボーキサイトなども産出しています。
また、クイーンズランド州のサトウキビの生産量は全オーストラリアの約90%を占めています。
自然条件に恵まれたクイーンズランド州は、観光資源が豊富で、観光分野への投資も幅広く展開されています。
クイーンズランド州の観光は、ブリスベンやゴールドコーストを中心とする南部と、北部ケアンズを拠点とするノース・クイーンズランドの2つに大別されます。
ブリスベンは、人気のリゾート地であるゴールドコーストとサンシャインコーストへの玄関口となっており、街の中心を蛇行しながら流れるブリスベンリバー沿いに街が拓けており、ルネッサンス風、ゴシック風、コロニアル風の建物と近代的なビルが混じり合った独特の雰囲気を醸し出しています。
ブリスベン中心部の西側に位置するローンパイン・コアラ・サンクチュアリーは、オーストラリア最大のコアラ飼育数を誇る動物園で、ブリスベン観光では必見のスポットです。
ブリスベンから南に80kmほど下ると、世界的に有名なリゾート地、ゴールドコーストがあります。
南北50km以上に続く真っ白なビーチは、まさにサーファーの憧れの海。中心地の名前はサーファーズパラダイス!同時にゴールドコーストは、海に山に街、べての観光資源が集まったトラベラーズ・パラダイスでもあります!
ブリスベンとゴールドコーストはセットでお楽しみいただくことが可能ですので、是非、綿密な計画を立ててくださいね。
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ケアンズは、ブリスベンの北約1,500kmにあるノース・クイーンズランド地域の観光地で、世界遺産グレート・バリア・リーフへの玄関口として有名です。ゴールドコーストがサーファーズパラダイスならば、ケアンズはダイバーズ・パラダイスです。世界中から集まってくるスキューバダイバー憧れの海が世界最大のサンゴ礁グレート・バリア・リーフなのです。
また、ケアンズにはもう1つの世界遺産があり、これが世界最古の熱帯雨林バロン渓谷湿潤地帯です。熱帯雨林に佇むキュランダ村を訪れるのが定番ですが、テレビ番組「世界の車窓から」のオープニング映像を飾っていたキュランダ 高原鉄道でアクセスするのが特に人気です。
その他にも、ケアンズでは各種オプショナルツアーが盛んに催行されており、まさに遊びの宝庫になっています。
熱帯雨林性気候区にあるケアンズは、年間を通して温暖です。5月から11月の乾季と12月から4月の雨季のシーズンに大別されます。
ケアンズは、成田空港と関西空港から直行便で7時間前後と日本から一番近いオーストラリアである点も人気の秘密です。
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西オーストラリア州とパース
西オーストラリア州(WA)は、日本の国土面積の約7倍の広さで、全オーストラリアの面積の1/3を占める広大な土地を有していますが、人口は全オーストラリアの人口の1割程度で、州内需要が極端に小さいのが特徴です。
西オーストラリア州は、正に鉱業の州で、鉄鉱石や天然ガスなどの天然資源の開発と輸出によって経済が成り立っています。これらの鉱物資源の輸出により、西オーストラリア州の輸出額は全オーストラリアの輸出額の4割を占め、オーストラリア経済の牽引役としての役割を果たしています。鉄鉱石、天然ガスの他に、金、原油、銅、ニッケルなどがある他、小麦等の農産物も輸出されています。
西オーストラリア州にとって最大の輸出先は中国で、総製品輸出額の半分以上を占めており、主な輸出品目は鉄鉱石です。
日本は中国に次ぐ第2位の貿易相手国で、LNGなどの資源・エネルギーが主な品目です。現在、日本が輸入する鉄鉱石の60%、小麦の10%以上は西オーストラリア州からの輸出となっています。
西オーストラリア州の州都は、世界一美しい街とも形容されるパースです。海水と淡水が混じり合う汽水のスワン・リバーのほとりに拓けた街で、人口は200万人近い大都会なのに、豊かな自然に囲まれており、そのバランスが見事なまでに調和しています。
パース近郊のビーチは全て西側を向いているので、インド洋に沈む夕日を見られます。美しいサンセットビーチはゴールドコーストのビーチと並ぶオーストラリアの2大ビーチと言っても過言ではありません。
パースの中心から20km弱、スワン・リバーがインド洋に注ぐ河口には、美しい港町フリーマントルがあります。フリーマントルには雰囲気の良いカフェがたくさん並んでいて、メイン通りの名前をカプチーノ通りと呼んでいます。可愛らしい雑貨屋からアンティークショップまで、ブラブラ街歩きをするには最高のスポットです。
フリーマントルの沖合にはインド洋に浮かぶ美しいロットネスト島があります。愛くるしいクォッカが野生で生息していることで有名な島です。
郊外に出れば化石化した原生林で有名なピナクルズや、巨大な波が固まったように見えるウェーブロックなど、日帰り圏内にオーストラリアを代表する景勝地が点在しています。そして、毎年8月から11月は郊外の原野一面を色鮮やかなカーペットのように染め上げるワイルドフラワーがシーズンとなり、西オーストラリア州を訪れる人々を魅了します。
パースのディナーと言えば、名物のチリマッスルで決まりです。水温の低いインド洋で獲れたシーフードは格別です。
さらに、パースから遠出をすれば、西オーストラリア州随一のワイナリー地帯マーガレットリバーを訪れることもできます。
その他にも、野生のイルカに餌付けができることで有名なモンキーマイヤーやスパイダーウォークで有名な渓谷カリジニ国立公園、ジンベイザメのクルーズで有名なエクスマウスなど、西オーストラリア州には魅力的な観光地が点在しています。
ただし、どれもパースから距離が遠いので、これらを観光するにはロングドライブが必要となります。
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南オーストラリア州とアデレード
南オーストラリア州(SA)は、日本の約2.5倍の面積で、州の80%以上が標高300メートル以下の平坦な地形で、内陸の多くは原野や砂漠地帯になっています。州内人口は約175万人で、そのほとんどが州都アデレードを中心とする沿岸の都市に分布しています。
州内総生産GSPは国内の6%ほどを占めており、全オーストラリアで5位となっています。鉄鉱石や銅、金、ウランなどの鉱物資源が豊富で、特にオリンピックダム鉱山のウラン埋蔵量は世界最大級になっています。
農水産業も盛んに行われており、小麦や大麦などの穀物の8割以上が中東、中国、東南アジアなどに輸出されているほか、世界で唯一ミナミマグロの養殖が行われており、その9割以上が日本に輸出されています。また、ワインの生産量は国内第1位で、国内生産の半分ほどを占めています。
日本への輸出品目は、魚類、家畜飼料、肉類などが主になっています。
南オーストラリア州の州都アデレードは、人口130万人の一大都市ですが、人々は温かく、ホスピタリティ精神溢れる美しい庭園都市です。
アデレードは他のオーストラリアの都市とは歴史の辿り方が異なっており、メルボルンやシドニーが大英帝国の流刑地としての起源を拭えないのに対し、アデレードはその後の開拓の末に計画的に作られた都市である側面が強くなっており、他の都市には見られない安定した品格と落ち着きを内包しています。
また、アデレードはオーストラリアで一番グルメな都市としても有名で、人口1人当たりのレストランの数がオーストラリアの都市では一番大きくなっています。お客の舌も大変肥えており、レストランではお客は先ずワインリストをチェックし、そこに質の良いワインのセレクションが無ければ直ぐに席を立つほどであると言われています。
南オーストラリア州は、観光地としての知名度があまり高くないため、日本人の方には馴染みが薄い都市かもしれませんが、筆者としては、これからのオーストラリア旅行では間違いなく名所のひとつになるものと確信しています。
その理由は、何と言っても人々のホスピタリティにあります。良い意味でも悪い意味でもガサツで大雑把なイメージのオーストラリアですが、アデレードではそのイメージは全て裏切られます。笑顔あふれる接客、奥行きと広がりのある料理、秀逸さを隠し切れないワインなど、南オーストラリア州では人々の丁寧な仕事が随所に見られます。同じチェーンのスーパーマーケットでも整然とした商品の陳列は他州では見られない美しさです。
そんな南オーストラリア州の観光の拠点は何と言ってもアデレード。そして、バロッサバレーやアデレードヒルズ、マクラーレンベイルなどのワイナリー地帯とオーストラリアの魅力を凝縮したカンガルー島です。また、日本の人工衛星ハヤブサのカプセルを落下させたことで有名なウーメラ一帯も南オーストラリア州にあります。
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タスマニア州とホバート
タスマニア州(TAS)は、メルボルンの南に浮かぶひとつの島で、タスマニア島一島全体でひとつの州になっています。
北海道よりやや小さい大きさで、全オーストラリアの国土面積の0.9%ほどとなっており、州内総生産は全オーストラリアの約2%ほど、人口は約50万人と少なく、当地の経済は他州および国外に大きく依存しています。
農林水産物と鉱物資源を利用した産業が行われており、金属や乳製品、水産物、肉類などの食品製造などが盛んです。水産物の生産額は国内の30%ほどのシェアを占め、そのうちの75%が養殖のサケ(サーモン)で、サーモンの生産額は全オーストラリアの95%以上を占めています。
もちろん豊かな自然を活かした観光業にも力を入れています。
タスマニア州の州都はホバートで、タスマニア島の南側に位置しています。
人口22万人ほどの美しい港町で、タスマニア島観光の拠点となっています。また、タスマニア州第2の都市はロンセストンで、同島の北部に位置しています。ホバートから入ってロンセストンから出る、またはロンセストンから入ってホバートから出るというルートがタスマニア島の旅行では定番となっています!
ホバートはシドニーに遅れることわずか16年、1804年に街の建設が始まりました。意外と知られていませんが、実はホバートはオーストラリアで2番目に古い街なのです。19世紀の古い家が今も建ち並ぶバッテリーポイントと呼ばれる丘陵は、まるで映画のセットの中を歩いているような錯覚すら感じさせる街並みです。その他にも、世界遺産にも登録されている流刑監獄地ポートアーサーやコロニアル調の街リッチモンドなど、見所が集中しています。
また、数あるタスマニアの国立公園の中でも、随一の景勝を誇るのが世界自然遺産に登録されているクレイドルマウンテン・セントクレア湖国立公園です。タスマニア州第2の都市ロンセストンから北西へ200km弱離れた場所にあるこのエリアは、タスマニア島随一の自然を楽しめる観光地となっています。
その他にも、タスマニア島には固有種のタスマニアンデビルやハリモグラ、ウォンバットなど個性豊かな動物たちが野生で生活しています。ツアーの最中やドライブの途中でこれらの珍獣たちと出会うことも。
オーストラリアの北海道とも言われるタスマニア島、是非、一度訪れてみてください!
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ノーザン・テリトリー準州とダーウィン、エアーズロック、アリススプリングス
ノーザン・テリトリー準州(NT)は、日本語では北部準州と翻訳されます。準州ですから州としての完全な行政機能は有していません。人口は約25万人、州内総生産は約240億ドルとオーストラリア全土に占める割合としては非常に小さくなっています。
ノーザン・テリトリーの産業構造は、豊富な資源を反映した鉱業が大きな割合を占め、政府部門や防衛の割合も高くなっています。しかしながら人口が少ないため、金融や保険、サービスの割合が他州と比べると極端に小さいことが特徴となります。
準州都はノーザンテリトリー最北部トップエンドに位置するダーウィンで、沿岸に立地する美しい熱帯の港町です。
ダーウィン一帯は11月から4月ごろが雨季となり、月間の降雨量は300ミリを超え、郊外道路は水没する箇所も発生するので、カカドゥ国立公園巡りなど、ダーゥイン近郊の観光には注意が必要です。
また、ノーザンテリトリーには、観光名所としては言わずと知れたウルル(エアーズロック)やカタジュタ(マウント・オルガ)、知る人ぞ知るキングスキャニオン、砂漠の中のオアシス街アリススプリングスなど赤茶けたオーストラリアの代名詞的な観光スポットが点在しています。
地形派や自然派の方には最高の観光地です。
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首都特別区とキャンベラ
首都特別区はACTと呼ばれています。
ACTとはAustralian Capital Territoryの略で、文字通り、オーストラリアの首都のための特別地域ということになります。オーストラリアの首都をシドニーだと思っている方が多いですが、現在のオーストラリアの首都はACTにあるキャンベラです。
ACTは連邦首都建設のために計画的に開発された地域で、産業構造は他州とは大きく異なっています。行政や公安関係のGSPに占める割合が30%を超える一方で、農林水産業や鉱業は0.1%以下、製造業も1%未満となっています。
首都キャンベラは公務員、学生、教職員を中心とするサービス産業の街であり、失業率は他州よりも低いのが特徴です。
キャンベラを訪れたことがある観光客の方はあまりいないのではないでしょうか。
オーストラリア居住者でも、キャンベラには行ったことがないという方がとても多いです。オーストラリアの国会議事堂や戦争記念館など、見所はありますので、ご興味がお有りの方は、是非、ご検討ください!
主な参考文献
- Ivan Kushnir "Economy of Australia" Independently published (January 22, 2019)
- Ross Garnaut "Superpower: Australia's Low-Carbon Opportunity"La Trobe University Press (November 6, 2019)
- Kate Raworth "Doughnut Economics: Seven Ways to Think Like a 21st-Century Economist"Cornerstone Digital (April 6, 2017)
- Australian Bureau of Statistics Australian Office of Financial Management
- Australian Minister for Trade, Tourism and Investment Australian Prudential Regulation Authority Department of Finance
オーストラリアの旅行手配
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オーストラリアのオプショナルツアー、アクティビティ、宿泊パッケージ
【答え】
次の国の首都はどこでしょう?
スイス: ベルン
ブラジル: ブラジリア
カナダ: オタワ
全部解りましたか???
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