ジェットスター航空、日本・オーストラリア線の運航を再開 ~ 成田 / 関西・ケアンズ、成田・ゴールドコースト線
オーストラリアは2020年3月より厳しい入国規制により厳しい出入国制限を開始、オーストラリア市民と永住者を除き、特別な理由がない限りオーストラリアに入国することができなくなっていました。
これによりオーストラリア国外からの新型コロナウィルスの侵入をほぼ防ぐことができ、ニュージーランドと同様、世界的に新型コロナウィルスの感染拡大に成功した国の1つとなっています。
事実上の「新型コロナウィルスゼロ戦略」をとっていたオーストラリアですが、2021年8月によりオーストラリア国内におけるワクチン接種の進行とともに入国制限を含む規制緩和を進めるロードマップを発表、「コロナとの共存」へ大きく方針を転換しました。
2021年12月15日より、日本、韓国などからのワクチン接種完了者した旅行者は、オーストラリア入国の一部の州に可能となり、オーストラリア入国後の隔離も免除され、短期の観光を目的する旅行者もオーストラリアを旅行することができるようになりました。
2022年2月21日より、そのオーストラリア入国制限が全世界からのワクチン接種完了者に対象を拡大、約2年ぶりにオーストラリアの国境が全面的に開放されました。
以降段階的に実施されていた、新型コロナウィルスに関する行動規制も緩和され、オーストラリア国内では新型コロナウィルスは既に一般のインフルエンザと同等の扱いとなっています。
オーストラリアへの旅行も、新型コロナウィルス侵入防止のために実施されていた出入国制限は既に撤廃され、コロナ前とほぼ同じようにオーストラリアを訪問することができます。
日本とオーストラリアを結ぶ格安航空会社(LCC)である、ジェットスター航空も2022年7月より、東京・ケアンズ線の運航を再開、続いて大阪・ケアンズ線、東京・ゴールドコースト線も運行を再開しています。
ジェットスター航空の予約の前に
ジェットスター航空はLCC(ローコストキャリア、格安航空会社)となります。
低運賃がLCCの最大の魅力ですが、その低運賃の実現のため、運航の効率化を追求し低コストに抑える必要があります。
その一環として、便毎の収支を管理し、座席の販売状況が思わしくなく、その便を運航すると大きな赤字が発生する可能性が高い場合、フライトをキャンセルして、赤字の発生を防ぐことがあります。
JAL、ANA、カンタス航空など、フルサービス航空会社(レガシー航空会社。伝統的なフルサービスを提供する航空会社)では、運航の正確性を重視し、航空貨物の販売もありますので、便単位の収支で赤字であっても、本当の機材故障でない限りは運航します。
一方ジェットスター航空に限らずその他のLCCも含めて、「運航上の理由」という曖昧な理由で、その運航をキャンセルすることがありますので、その可能性を頭に入れておく必要があります。
不幸にもこの欠航にあたってしまった場合、LCCの場合は他社便に振り替えは原則行わず、自社の便で振替となります。その為、その路線がデイリーでない場合、あるいは満席が続いている場合は、振替が1週間後とかいうことも発生することがあります。
ジェットスター航空のオーストラリア線の場合、2020年3月までの運航停止までは、成田・ケアンズ線は比較的安定して運航されていましたが、成田・ゴールドコースト線、特に関西・ケアンズ線で多く発生していたようです。
成田・ゴールドコースト線の場合は、デイリー運航していた成田・ケアンズ線に振替となる場合が多く、直行便から乗換便になる程度なのであまり実害は多くはありませんでしたが、関西・ケアンズ線の場合は、成田・ケアンズ線に振替になるか、数日後の次に空きのある関西・ケアンズ線の便に振替というようになっていました。
LCCにはこのような運航の安定性に欠けるデメリットがありますが、圧倒的な低運賃は一般の観光客には代えがたい大きなメリットでもあります。これらのデメリット・メリットを理解して、お得にLCCを利用してオーストラリア旅行を楽しんでください。
ジェットスター航空 東京(成田)・ケアンズ線
ジェットスター航空の東京(成田)・ケアンズ線は、2022年7月より運航が再開されています。
ジェットスター航空の成田空港発ケアンズ行きの往復運賃は、スターター運賃(手荷物7kg込、預け荷物追加)は39,980円+税金類13,330円、合計53,310円からとなっています。
スケジュール
ジェットスター航空の東京(成田)・ケアンズ線は、週7便(1日1便)での運航されています。
東京発ケアンズ行きは夜行便、ケアンズ発東京行きは昼行便となります。
便名 | 出発 | 時間 | 到着 | 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
JQ026 | 成田 | 20:05 | ケアンズ | 04:25+1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
JQ025 | ケアンズ | 11:10 | 成田 | 17:40 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
機材
ジェットスター航空の東京・ケアンズでは、ボーイング787-8が使用され、エコノミークラスとビジネスクラスの2クラスが設定されています。
ジェットスター航空 大阪(関西)・ケアンズ線
ジェットスター航空の大阪(関西)・ケアンズ線は、2022年7月26日より運航が再開されます。
ジェットスター航空の関西空港発ケアンズ行きの往復運賃は、スターター運賃(手荷物7kg込、預け荷物追加)は39,980円+税金類14,860円、合計53,990円からとなっています。
スケジュール
ジェットスター航空の大阪(関西)・ケアンズ線は、週5便で運行されています。
大阪発ケアンズ行きは夜行便、ケアンズ発大阪行きは昼行便となります。直行便がない曜日は、ジェットスターの国内線を使って、東京(成田空港)経由を利用することが可能です。
ただし、大阪・ケアンズ便は、東京発着便より販売状況が思わしくないようで、座席の販売状況が良くないと、大阪発着便をキャンセル、東京・成田発着便に振り替える、というオペレーションを行うことがあります。
便名 | 出発 | 時間 | 到着 | 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
JQ016 | 関西 | 21:05 | ケアンズ | 05:15+1 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
JQ015 | ケアンズ | 12:25 | 関西 | 18:55 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
機材
ジェットスター航空の大阪・ケアンズでは、ボーイング787-8が使用され、エコノミークラスとビジネスクラスの2クラスが設定されています。
ジェットスター航空 東京(成田)・ゴールドコースト線
ジェットスター航空の東京(成田)・ゴールドコースト線は、2022年8月より運航が再開されました。
ジェットスター航空の成田空港発ゴールドコース行きの往復運賃は、スターター運賃(手荷物7kg込、預け荷物追加)は57,980円+税金類11,150円、合計69,130円からとなっています。
スケジュール
ジェットスター航空の東京(成田)・ゴールドコースト線は、現時点では週4便の運行が予定されています。
東京発ゴールドコースト行きは夜行便、ゴールドコースト発東京行きは昼行便となります。
便名 | 出発 | 時間 | 到着 | 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
JQ012 | 成田 | 20:55 | ゴールドコースト | 06:30+1 | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | × |
JQ011 | ゴールドコースト | 10:20 | 成田 | 18:30 | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | × |
機材
ジェットスター航空の東京・ケアンズでは、ボーイング787-8が使用され、エコノミークラスとビジネスクラスの2クラスが設定されています。
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