【2026年版】オーストラリアの人気カーレース「スーパーカーズ・チャンピオンシップ」完全ガイド|日程・観戦方法・バサースト1000
オーストラリアでモータースポーツといえば、F1オーストラリアGPと並んで名前が挙がるのが、スーパーカーズ・チャンピオンシップ(Repco Supercars Championship)です。市販車を思わせるフォード・マスタング、シボレー・カマロ、トヨタGRスープラのV8レーシングカーが、常設サーキットと市街地コースを舞台に接近戦を繰り広げます。
日本ではまだ知名度が高いとはいえませんが、オーストラリアでは長い歴史を持つ人気カテゴリーです。特に毎年10月のバサースト1000は、山岳コースを161周する国民的レースとして知られ、レースそのものだけでなく、キャンプ、ロードトリップ、チームカラーで埋まる観客席まで含めて大きな文化になっています。
2026年は、シリーズ史上初めてトヨタGRスープラが参戦。フォードとシボレーの伝統的な対決にトヨタが加わり、14大会・37レースでチャンピオンを争います。シドニー、メルボルン、タスマニア、ダーウィン、タウンズビル、パース、バサースト、ゴールドコースト、アデレードなど、開催地の雰囲気も大きく異なります。
日本から観戦するなら、交通とホテルの選択肢が多いゴールドコーストやアデレードが組み込みやすく、レース文化を徹底して味わうならバサースト1000がおすすめです。メルボルン大会はF1オーストラリアGPのサポートレースとして行われるため、1回の旅行でF1とスーパーカーズの両方を観戦できます。
この記事では、日本から訪れる旅行者向けに、2026年の日程、車両、メーカー、チーム、競技方式、主要レース、チケット、観戦席、パドック、会場アクセス、持ち物、モデル日程、テレビ・配信での視聴方法まで詳しく解説します。
- スーパーカーズ・チャンピオンシップとは?
- シリーズの歴史
- スーパーカーズ観戦が向いている旅行者
- 日本から観戦旅行を計画する方法
- 2026年の開催日程
- レース週末の流れ
- Gen3スーパーカーの特徴
- 2026年に参戦する3メーカー
- 2026年の主なチームとドライバー
- スプリント・エンデューロ・ファイナル
- 予選とトップ10シュートアウト
- タイヤ、給油、ピット戦略
- 日本から観戦しやすい主要大会
- 目的別の大会選び
- チケットの種類と料金
- 一般入場とグランドスタンドの違い
- パドック、ピットレーン、ファンイベント
- サポートレースと場内イベント
- 会場の食事・飲み物
- 初めての現地観戦のコツ
- 子ども連れ・シニア旅行
- 季節と天候
- 服装と持ち物
- 日本からテレビ・配信で見る方法
- 予約・取消・ホテルの注意
- 日本からのモデル日程
- 安全・旅行保険の注意
- スーパーカーズに関するFAQ
スーパーカーズ・チャンピオンシップとは?
Repco Supercars Championshipは、オーストラリアとニュージーランドを中心に開催される最高峰のツーリングカー選手権です。前身のオーストラリア・ツーリングカー選手権から数えると、60年以上の歴史があります。
外観は市販のクーペに似ていますが、中身は専用のコントロールシャシー、V8エンジン、6速シーケンシャルギアボックスを備えた純粋なレーシングカーです。最高速度はコースによって時速300キロ近くに達します。
魅力は、車同士の距離が近いこと。F1より車幅があり、空力の影響を受けにくい設計のため、ブレーキングで並び、ドア同士が触れそうな距離でコーナーへ入る場面が頻繁にあります。
| 正式名称 | Repco Supercars Championship |
|---|---|
| 2026年 | 14大会・37レース |
| 開催国 | オーストラリア、ニュージーランド |
| 参戦台数 | 24台 |
| 車種 | フォード・マスタング、シボレー・カマロ、トヨタGRスープラ |
| 最高速度 | 約300km/h |
| 代表的な大会 | バサースト1000、ゴールドコースト500、アデレード |
| 観戦に必要な日数 | 1日~4日 |
かつての「V8スーパーカーズ」
現在の正式名称はSupercarsですが、現地では今も「V8 Supercars」と呼ぶ人がいます。古い案内や旅行記にV8 Supercarsと書かれていても、基本的には同じシリーズを指します。
シリーズの歴史
シリーズの源流は1960年に始まったオーストラリア・ツーリングカー選手権です。当初は市販車に近い車両で争われ、時代ごとに規則と参加メーカーが変わってきました。
1990年代にはフォード対ホールデンのV8対決がシリーズの中心となり、オーストラリア独自のモータースポーツ文化として定着します。ホールデンのブランド終了後は、シボレー・カマロがGM陣営を引き継ぎました。
2023年に現在のGen3規則が始まり、2026年にはトヨタGRスープラが参戦。長く続いた2メーカー中心の構図から、フォード、シボレー、トヨタの3メーカー対決へ変わっています。
スーパーカーズ観戦が向いている旅行者
F1以外のオーストラリアらしいスポーツを見たい人
スーパーカーズは、地元ファンの応援、キャンプ、バーベキュー、チームグッズまで含めてオーストラリアらしさを感じられるイベントです。
市街地レースを間近で見たい人
ゴールドコースト、アデレード、タウンズビルは市街地を使ったコースです。ホテルから徒歩や公共交通で行きやすく、コンクリートウォールの間を走るV8サウンドを近距離で体感できます。
レース初心者
1大会に複数レースがあり、サポートカテゴリー、展示車、サイン会、音楽イベントも行われます。競技規則をすべて理解していなくても、一日を通して楽しめます。
バサーストを一生に一度は見たい人
モータースポーツが好きなら、マウント・パノラマを走るバサースト1000は特別です。ただし、ホテルと交通の確保は他大会より難しく、早い準備が必要です。
静かに座って短時間だけ観戦したい人
会場はエンジン音が大きく、歩く距離も長くなります。音や混雑が苦手な場合は、屋根付き指定席やホスピタリティ席を選び、耳栓を用意してください。
日本から観戦旅行を計画する方法
観戦する大会を選ぶ
最初に、レースの格式、アクセス、旅行先としての魅力のどれを優先するか決めます。
- 最高峰のレース文化:バサースト1000
- 交通と観光の組み合わせ:ゴールドコースト500
- 最終戦と市街地フェスティバル:アデレード・グランドファイナル
- F1と同時観戦:メルボルン・スーパースプリント
- 乾季の北部旅行:ダーウィン、タウンズビル
バサースト以外は、土曜または日曜の1日券でも主要レースを見られます。初めてなら、金曜から日曜まで全日程を詰め込まず、2日観戦+1日市内観光でも十分です。
日本から開催都市へ
シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、パース、アデレードなどは、日本から直行便またはオーストラリア国内線乗継で移動できます。
ダーウィン、タウンズビル、バサースト、タスマニアの大会は、国内線、レンタカー、長距離バスなどを組み合わせます。レース前日の最終便に頼らず、少なくとも開催都市へ前日までに到着してください。
サーキットへのアクセス
市街地コースは公共交通が使いやすい一方、常設サーキットではシャトルバス、レンタカー、駐車券が必要になることがあります。
| 大会 | 主な移動方法 | 旅行者向けの注意 |
|---|---|---|
| ゴールドコースト | ライトレール、徒歩 | サーファーズ・パラダイス周辺ホテルは便利だが早く埋まる。 |
| アデレード | 徒歩、トラム、臨時交通 | 市内中心部に泊まると車が不要。 |
| メルボルン | トラム、臨時シャトル | F1開催日と同じ交通規制がある。 |
| バサースト | レンタカー、バス、ツアー | シドニーから日帰りは長時間。宿泊を確保した方がよい。 |
| 常設サーキット | レンタカー、シャトル | 駐車券が入場券と別売りの場合がある。 |
チケットの買い方
公式Supercarsサイトの各イベントページから、一般入場、グランドスタンド、パドック、ホスピタリティ、旅行パッケージを購入できます。大会により販売会社がTicketekなどへ移る場合があります。
メルボルン大会はF1オーストラリアGPのサポートレースなので、オーストラリアGPのチケットを購入します。スーパーカーズだけの独立した一般入場券ではありません。
SNSや非公式転売サイトではなく、Supercars公式サイト、各イベント公式サイト、正規販売会社を利用してください。
入場と電子チケット
電子チケットは、入場前にスマートフォンへ保存し、スクリーンショットも用意します。会場入口は通信が混雑し、メールやアプリをすぐ開けないことがあります。
パドックパス、ピットレーンウォーク、駐車券は、イベント入場券を含まない追加商品である場合があります。商品名だけで判断せず、「Admission included」の記載を確認してください。
公式サイト・アプリ・ライブタイミング
Supercars公式サイトと公式アプリでは、当日のセッション時間、結果、ニュース、ライブタイミングを確認できます。
コース全体を肉眼で見渡せないため、現地では大型スクリーンとライブタイミングを併用すると、ピット戦略や順位変動を追いやすくなります。モバイルバッテリーを持参してください。
2026年の開催日程
2026年は14大会・37レース。ニュージーランドで初めて2週連続開催が行われ、オーストラリア国内では6州・準州を巡ります。
| ラウンド | 大会 | 日程 | 開催地 |
|---|---|---|---|
| 1 | Sydney 500 | 2月20~22日 | シドニー |
| 2 | Melbourne SuperSprint | 3月5~8日 | メルボルン |
| 3 | ITM Taupō Super 440 | 4月10~12日 | タウポ(NZ) |
| 4 | Christchurch Super 440 | 4月17~19日 | クライストチャーチ(NZ) |
| 5 | Tasmania Super 440 | 5月22~24日 | シモンズ・プレインズ |
| 6 | Darwin Triple Crown | 6月19~21日 | ダーウィン |
| 7 | Townsville 500 | 7月10~12日 | タウンズビル |
| 8 | Perth Super 440 | 7月31日~8月2日 | パース |
| 9 | Ipswich Super 440 | 8月21~23日 | クイーンズランド・レースウェイ |
| 10 | AirTouch 500 at The Bend | 9月11~13日 | 南オーストラリア州 |
| 11 | Repco Bathurst 1000 | 10月8~11日 | バサースト |
| 12 | Boost Mobile Gold Coast 500 | 10月23~25日 | ゴールドコースト |
| 13 | Penrite Oil Sandown 500 | 11月6~8日 | メルボルン |
| 14 | bp Adelaide Grand Final | 11月26~29日 | アデレード |
開催日、名称、サポートレース、場内イベントは変更される場合があります。航空券を購入する前に、旅行年の公式カレンダーを再確認してください。
レース週末の流れ
| 曜日 | 主な内容 |
|---|---|
| 木曜・金曜 | 搬入、練習走行、予選、サポートレース。一部大会では金曜から本戦。 |
| 土曜 | 予選、トップ10シュートアウト、スプリントまたは中距離レース。 |
| 日曜 | 予選、メインレース、表彰式。 |
| 耐久戦 | 長時間の練習、コ・ドライバー走行、トップ10シュートアウト、500kmまたは1000kmレース。 |
2026年は大会ごとにレース数と距離が異なります。100km前後の短いスプリント、200~250kmの給油レース、500kmと1000kmの耐久戦が組み合わされています。
日曜だけでもメインレースを楽しめますが、予選とサポートレースを含めて見るなら土日の2日券が使いやすいでしょう。
Gen3スーパーカーの特徴
2026年はGen3規則の4シーズン目です。3車種とも共通設計のシャシーと多くの共通部品を使用し、性能差が大きくならないよう技術的な調整が行われます。
エンジンは自然吸気V8。約600馬力級、車重約1,350キロ、最高速度約300km/h、0~100km/h加速約3.4秒と案内されています。
ABS、トラクションコントロール、パドルシフトはありません。ドライバーはレバー式の6速シーケンシャルギアボックスを操作し、タイヤを滑らせすぎないようアクセルとブレーキを管理します。
| エンジン | 自然吸気V8 |
|---|---|
| 出力 | 約600馬力級 |
| 駆動方式 | 後輪駆動 |
| ギア | 6速シーケンシャル |
| 車重 | 約1,350kg |
| 最高速度 | 約300km/h |
| 電子補助 | ABS、トラクションコントロールなし |
2026年に参戦する3メーカー
フォード・マスタング
フォードはシリーズを代表するブランドで、2026年はS650型マスタングGTを11台投入します。5.4リットルのCoyote V8を使用し、レッドブル・アンポル・レーシング、ディック・ジョンソン・レーシング、ティックフォード、ペンライト・レーシングなどが走らせます。
シボレー・カマロ
シボレー・カマロZL1は、ホールデン・コモドアの後を継いで2023年から参戦しています。5.7リットルV8を搭載し、2026年はTeam 18、Erebus Motorsport、Matt Stone Racing、PremiAir Racingが計8台を走らせます。
トヨタGRスープラ
2026年最大の話題が、トヨタGRスープラの新規参戦です。5.2リットルV8を搭載し、Walkinshaw Andretti UnitedとBrad Jones Racingが計5台を投入します。
日本からの旅行者には最も親しみやすいブランドですが、外観やエンジンを含め、市販のGRスープラと同じ車ではありません。スーパーカーズ用に設計された専用レーシングカーです。
2026年の主なチームとドライバー
2026年は12チーム、24台がフル参戦します。5人のルーキーが加わり、シリーズ史上でも若いグリッドとなりました。
| チーム | メーカー | ドライバー |
|---|---|---|
| Red Bull Ampol Racing | Ford | Broc Feeney/Will Brown |
| SCT Motorsport | Ford | Jackson Walls |
| Penrite Racing | Ford | Matthew Payne/Kai Allen |
| Tickford Racing | Ford | Cam Waters/Thomas Randle |
| Walkinshaw Andretti United | Toyota | Chaz Mostert/Ryan Wood |
| Dick Johnson Racing | Ford | Brodie Kostecki/Rylan Gray |
| Brad Jones Racing | Toyota | Andre Heimgartner/Cameron Hill/Macauley Jones |
| Team 18 | Chevrolet | Anton De Pasquale/David Reynolds |
| Matt Stone Racing | Chevrolet | Jack Le Brocq/Zach Bates |
| PremiAir Racing | Chevrolet | Declan Fraser/Jayden Ojeda |
| Erebus Motorsport | Chevrolet | Jobe Stewart/Cooper Murray |
| Blanchard Racing Team | Ford | James Golding/Aaron Cameron |
2025年王者Chaz Mostert、2024年王者Will Brown、2023年王者Brodie Kosteckiがそろって参戦しています。初観戦では、メーカー、車番、チームカラーを2~3台だけ覚えておくと、レースを追いやすくなります。
スプリント・エンデューロ・ファイナル
2026年のシーズンは、3つの区分に分かれています。
| 区分 | 大会 | 特徴 |
|---|---|---|
| Repco Sprint Cup | 第1~9戦 | 短距離・中距離レースを中心にポイントを積み上げる。 |
| Ryco Enduro Cup | The Bend 500、Bathurst 1000 | コ・ドライバーと2人で1台を共有する耐久戦。 |
| Supercars Finals | Gold Coast、Sandown、Adelaide | 上位10人から最終的に4人へ絞り、アデレードで王者を決める。 |
全24台はファイナルでもレースに出場しますが、チャンピオン争いの権利を持つのは選抜されたドライバーです。ゴールドコーストとサンダウンで脱落者が出て、アデレードでは4人がタイトルを争います。
予選とトップ10シュートアウト
予選は大会によって、1回のセッション、2段階のノックアウト方式、3段階のノックアウト方式を使い分けます。
トップ10シュートアウトでは、予選上位10台が1台ずつコースへ出てタイムを競います。ほかの車に邪魔されず、ドライバーが限界まで攻めるため、決勝とは違う緊張感があります。
バサーストのトップ10シュートアウトは特に人気が高く、土曜から観戦する大きな理由になります。
タイヤ、給油、ピット戦略
短いスプリント以外では、指定回数のピットストップ、タイヤ交換、給油がレースの流れを左右します。
2026年はソフトとスーパーソフトのダンロップタイヤが使われ、イベントごとに割当が決まります。柔らかいタイヤは速い一方で消耗しやすく、早めに交換するか、できるだけ長く使うかで戦略が分かれます。
セーフティカーが入ると、各チームが一斉にピットへ向かい、順位が大きく変わります。大型スクリーンで「PIT」「TYRE」「FUEL」の表示を見ると、レースを理解しやすくなります。
日本から観戦しやすい主要大会
バサースト1000
Repco Bathurst 1000は、マウント・パノラマを161周、約1000キロ走るシリーズ最大のレースです。2026年は10月8~11日に開催されます。
山頂区間は公道を閉鎖した狭い山岳コースで、頂上からコンロッド・ストレートへ一気に下ります。観戦場所によって見える景色が大きく違うため、複数日券で山上とピット側を歩くのがおすすめです。
2026年8月時点の公式販売ページでは、一般入場券はAU$122から、4日間の指定席はAU$346から、パドックパスはAU$44から案内されています。バサースト市内のホテルは早く満室になるため、チケットより先に宿泊候補を確認しても構いません。
ゴールドコースト500
サーファーズ・パラダイスの市街地コースで行われ、ビーチ旅行と組み合わせやすい大会です。2026年は10月23~25日、ファイナルシリーズの初戦として開催されます。
ライトレール沿線にホテルが多く、海外旅行者でもレンタカーなしで移動しやすいのが利点です。市街地コースのため、コンクリート壁に反響するエンジン音は非常に大きくなります。
2026年8月時点では、一般入場AU$76から、ファンスタンドAU$93から、3日間の指定席AU$385から、ピットレーンウォークAU$30から案内されています。
アデレード・グランドファイナル
2026年の最終戦は11月26~29日。アデレード中心部の市街地コースで、タイトル決定戦、サポートレース、コンサート、展示を組み合わせた大規模イベントです。
市内ホテルから徒歩またはトラムで移動しやすく、レース前後にアデレード中央市場、ワイナリー、レストランを楽しめます。
2026年8月時点の公式販売では、一般入場AU$39から、4日間のグランドスタンドAU$269から案内されています。最終戦のため、日曜だけでなく金曜・土曜のレースもチャンピオン争いに影響します。
メルボルン・スーパースプリント
アルバート・パークでF1オーストラリアGPのサポートカテゴリーとして開催されます。2026年は3月5~8日に4レースが行われました。
F1と同じ会場チケットで観戦できるため、モータースポーツを一度に楽しめます。一方で、チケットとホテルは通常のスーパーカーズ大会より高額になりやすく、スーパーカーズの走行時間もF1のスケジュールに合わせて設定されます。
ダーウィン/タウンズビル
ダーウィンは乾季の6月、タウンズビルは比較的過ごしやすい7月に開催されます。レースとノーザンテリトリー、グレート・バリア・リーフ、マグネティック島などの観光を組み合わせられます。
日本からの移動は長くなりますが、冬の南部都市より暖かく、オーストラリア北部らしい旅行になります。日差しが強いため、屋根付き席と暑さ対策を重視してください。
目的別の大会選び
| 旅行の目的 | おすすめ大会 | 理由 |
|---|---|---|
| 初めての現地観戦 | ゴールドコースト | 交通とホテルが分かりやすく、観光も組みやすい。 |
| 最高峰のレースを体験 | バサースト1000 | 歴史、コース、観客文化のすべてが特別。 |
| F1も見たい | メルボルン | F1オーストラリアGPと同じ週末。 |
| 最終戦を見たい | アデレード | チャンピオン決定戦と市街地フェスティバル。 |
| ビーチ休暇 | ゴールドコースト/タウンズビル | 海岸観光と組み合わせやすい。 |
| ロードトリップ | バサースト/The Bend | レンタカー旅と相性がよい。 |
チケットの種類と料金
| チケット | 内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| General Admission | 自由観戦エリアへ入場。席は保証されない。 | 歩きながら複数の場所で見たい人。 |
| Grandstand | 指定または自由席のスタンド。屋根付きの場合がある。 | 確実に座りたい人、初観戦。 |
| Paddock Pass | チームのトランスポーターや作業エリア周辺へ入れる。 | 車両とチームを近くで見たい人。 |
| Pit Lane Walk | 指定時間にピットレーンを歩く。 | 短時間で舞台裏を見たい人。 |
| Hospitality | 専用席、飲食、空調、ゲスト出演など。 | 快適性を優先する人、企業利用。 |
| Travel Package | チケット、ホテル、体験をセット。 | バサーストなど手配が難しい大会。 |
料金は日付と販売時期で変動します。子ども無料の一般入場を設定する大会もありますが、グランドスタンド、パドック、ホスピタリティには別条件が適用されます。
一般入場とグランドスタンドの違い
一般入場
価格を抑え、コース沿いを歩いて複数の角度から見られます。折りたたみ椅子を持ち込めるイベントもありますが、人気場所は早朝から埋まります。
グランドスタンド
指定席なら、食事やトイレで離れても席へ戻れます。初観戦、子ども連れ、シニア旅行では、屋根、背もたれ、スクリーンの位置を確認して選ぶと安心です。
スタート・フィニッシュ付近はピット作業と表彰式を見やすく、コーナー席はブレーキングと追い越しを楽しめます。
パドック、ピットレーン、ファンイベント
パドックでは、チームの大型トランスポーター、タイヤ、整備作業、ドライバーの移動を近くで見られます。
ピットレーンウォークは時間指定で、混雑します。サインを狙うより、車体の細部、ブレーキ、ホイール、ピット機材を見る時間と考えると楽しみやすいでしょう。
ドライバーサイン会、チームトーク、ステージ出演は当日のプログラムで案内されます。人気ドライバーの列は早く締め切られることがあります。
サポートレースと場内イベント
スーパーカーズ以外にも、Dunlop Super2、Porsche Carrera Cup、ツーリングカー、歴史的車両などが走ります。大会によってカテゴリーは異なります。
本戦の間にもコース上で走行が続くため、朝から夕方まで退屈しにくいイベントです。音楽ライブ、スタント、キッズエリア、展示車、グッズショップも開かれます。
サポートレースは将来のスーパーカーズ選手を早い段階で見られる機会です。
会場の食事・飲み物
会場内には、ハンバーガー、ホットドッグ、ポテト、ピザ、コーヒー、ソフトドリンク、ビールなどの売店があります。市街地大会では、コース外のレストランへ出られるか、再入場規則を確認してください。
昼食時間は売店が混雑します。午前の走行中に早めに購入するか、許可されている大会では軽食と未開封の水を持参します。
アルコールは指定区域のみで、持込み禁止の大会があります。暑い時期はビールだけでなく水も取り、脱水を防いでください。
初めての現地観戦のコツ
最初の30分は場所を歩いて確認
入場後すぐ一か所へ座らず、スクリーン、トイレ、日陰、飲食店、出口を確認します。自由観戦券なら、午前と午後で場所を変えるとコースの違いが分かります。
耳栓を使う
24台のV8が一斉に通過すると、テレビで聞く音量とは比較になりません。子どもはイヤーマフ、大人も耳栓を用意してください。
車番を数台だけ覚える
全24台を覚える必要はありません。応援するメーカーとドライバーを2~3人決め、車番とカラーを確認すると順位を追いやすくなります。
表彰式まで残る
チェッカー後にすぐ退出せず、表彰台、シャンパン、チームの反応まで見ると一日の締めくくりになります。ただし、市街地コースでは退場時の公共交通が混雑します。
子ども連れ・シニア旅行
子ども連れ
一般入場で子ども無料となる大会があります。対象年齢、必要な無料券、同伴する大人1人あたりの人数を購入前に確認してください。
イヤーマフ、帽子、日焼け止め、水、軽食、着替えを用意します。ベビーカーは混雑と階段で扱いにくい会場があります。
シニア旅行
指定席、屋根、スクリーン、トイレまでの距離を優先します。一般入場では芝生、坂、未舗装路を長時間歩くことがあります。
バサーストの山上観戦は勾配と移動距離が大きいため、ピット側スタンドやシャトル利用も検討してください。
車椅子・歩行補助具
多くの大会にアクセシブル観戦エリアがありますが、事前登録や専用券が必要な場合があります。介助者券、駐車場、入口、トイレ、座席までの経路をイベント事務局へ確認してください。
季節と天候
| 大会・地域 | 季節の特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| シドニー・メルボルン(2~3月) | 夏の終わり。高温、強い日差し、急な雨。 | 帽子、雨具、水分。 |
| ダーウィン(6月) | 乾季で晴天が多い。 | 日中は暑く、紫外線が強い。 |
| タウンズビル・パース(7~8月) | 北部は温暖、パースは雨の可能性。 | 地域差が大きい。 |
| バサースト(10月) | 春。朝は冷え、日中は暖かくなる。 | 重ね着。風と雨にも備える。 |
| ゴールドコースト(10月) | 春から初夏。暖かく日差しが強い。 | 日焼け、雷雨、暑さ。 |
| アデレード(11月末) | 初夏。高温になる日がある。 | 屋根付き席と水分補給。 |
会場は日陰が少なく、天気予報より暑く感じることがあります。一方、バサーストは山の天候が変わりやすく、朝と午後で服装が変わります。
服装と持ち物
- 電子チケットとスクリーンショット
- パスポートのコピーまたは身分証明書
- 耳栓またはイヤーマフ
- 帽子、サングラス、日焼け止め
- 歩きやすい運動靴
- 薄手の長袖
- 折りたたみ雨具
- 再利用できる水筒
- モバイルバッテリー
- 双眼鏡
- 小型の敷物または許可された折りたたみ椅子
- 常用薬
- 現金少額とクレジットカード
大型バッグ、ガラス、アルコール、缶、プロ用撮影機材、椅子などの持込み条件は大会ごとに異なります。公式のProhibited Itemsを確認してください。
日本からテレビ・配信で見る方法
日本などオーストラリアとニュージーランド以外の地域では、公式配信SuperViewで練習、予選、決勝をライブおよび見逃し配信で視聴できます。
2026年8月時点の料金は、月額AU$9.99、年額AU$99。Supercars公式サイトまたはYouTubeのSuperView会員から利用します。
オーストラリア滞在中はSuperViewの対象外です。現地ではFoxtelとKayoで全セッション、Sydney、Townsville、Bathurst、Gold Coast、Adelaideなど一部大会はSeven/7plusでも無料放送されます。
ホテルのテレビで必ず視聴できるとは限らないため、レースを部屋で見る予定ならKayoの利用条件と通信環境を確認してください。
予約・取消・ホテルの注意
ホテルを先に確認する大会
バサースト、ゴールドコースト、アデレード、F1と同時開催のメルボルンは、会場近くのホテルが早く埋まります。返金可能なホテルを押さえてからチケットを選ぶ方法もあります。
大会日程変更
モータースポーツは、天候、事故、安全、行政上の事情でセッション時間が変わります。大会自体が開催されても、見たかったレースが短縮または延期される可能性があります。
チケットの返金条件
自己都合の取消、出演ドライバーの変更、サポートレースの変更、天候によるスケジュール変更では返金されないことがあります。購入前にイベントの販売条件を読みます。
予約する順番
- 観戦したい大会と日数を決める
- 会場への交通とホテル料金を確認する
- 返金可能なホテルを確保する
- 一般入場またはグランドスタンドを購入する
- 必要ならパドック、ピットレーン、駐車券を追加する
- 日本発着航空券と国内線を予約する
- 空港・駅・サーキット間の移動を決める
- 旅行保険へ加入する
追加券だけでは入場できないことがある
パドックパス、ピットレーンウォーク、駐車券は、通常のイベント入場券を含まない場合があります。必ず一般入場またはグランドスタンド券と組み合わせてください。
日本からのモデル日程
ゴールドコースト500・4泊6日
| 日程 | モデルプラン |
|---|---|
| 1日目 | 日本を出発。ブリスベンまたはゴールドコーストへ。 |
| 2日目 | 到着後、サーファーズ・パラダイス泊。会場入口を確認。 |
| 3日目 | 土曜の予選とレースを観戦。夜は市内で食事。 |
| 4日目 | 日曜のメインレースと表彰式。 |
| 5日目 | ビーチ、テーマパーク、バイロンベイなどを観光。 |
| 6日目 | 日本へ帰国。 |
バサースト1000・5泊7日
| 日程 | モデルプラン |
|---|---|
| 1日目 | 日本からシドニーへ。 |
| 2日目 | シドニー到着。市内泊。 |
| 3日目 | レンタカーまたはバスでバサーストへ。金曜走行を観戦。 |
| 4日目 | 予選、トップ10シュートアウト。山上とピット側を歩く。 |
| 5日目 | 早朝からバサースト1000決勝。表彰式後もバサースト泊。 |
| 6日目 | シドニーへ戻る。予備日。 |
| 7日目 | 日本へ帰国。 |
アデレード・グランドファイナル・4泊6日
| 日程 | モデルプラン |
|---|---|
| 1日目 | 日本を出発。 |
| 2日目 | アデレード到着。市内中心部に宿泊。 |
| 3日目 | 金曜または土曜のレース、パドック、コンサート。 |
| 4日目 | グランドファイナルを観戦。表彰式。 |
| 5日目 | バロッサ・バレーまたは市内観光。 |
| 6日目 | 日本へ帰国。 |
メルボルンF1+スーパーカーズ・5泊7日
| 日程 | モデルプラン |
|---|---|
| 1日目 | 日本を出発。 |
| 2日目 | メルボルン到着。市内泊。 |
| 3日目 | アルバート・パークでスーパーカーズ練習・予選・レース。 |
| 4日目 | F1とスーパーカーズを終日観戦。 |
| 5日目 | F1決勝と場内イベント。 |
| 6日目 | 市内観光、カフェ、美術館。 |
| 7日目 | 日本へ帰国。 |
安全・旅行保険の注意
エンジン音
聴覚を守るため、耳栓またはイヤーマフを使用します。特に子どもを無防備な状態で長時間コース脇に置かないでください。
暑さと日差し
帽子、日焼け止め、水分、日陰での休憩が必要です。アルコールを飲む場合は、同量以上の水を取るよう意識してください。
コース周辺の規制
市街地コースでは道路閉鎖があり、通常のタクシー乗降場所へ行けない場合があります。帰りの駅、トラム停留所、集合場所を明るいうちに確認します。
レンタカー
バサーストなどへ運転する場合は、夜間の野生動物、長距離運転、飲酒に注意します。レース後は疲れているため、決勝終了直後にシドニーまで無理に戻らず、現地泊が安心です。
旅行保険
航空便、ホテル、イベントチケット、レンタカー、病気やけがを補償する旅行保険を選びます。大会日程の変更や天候による短縮が、必ずしも保険対象になるとは限りません。
バサースト決勝後の長距離運転を避ける
バサースト1000は早朝から夕方まで続きます。観戦後は道路が混雑し、疲労も大きくなります。決勝日の夜はバサーストまたは周辺地域に泊まり、翌日にシドニーへ戻る日程がおすすめです。
スーパーカーズ・チャンピオンシップに関するよくある質問(FAQ)
オーストラリアとニュージーランドで開催される最高峰のツーリングカー選手権です。2026年はフォード・マスタング、シボレー・カマロ、トヨタGRスープラの24台が参戦します。
14大会・37レースです。最初の9大会がスプリントカップ、The BendとBathurstがエンデューロカップ、Gold Coast、Sandown、Adelaideがファイナルです。
交通とホテルの分かりやすさではゴールドコースト500、レースの格式ではバサースト1000、最終戦と市街地観光を組み合わせるならアデレードがおすすめです。
マウント・パノラマを161周し、約1000キロを走ります。2人のドライバーが1台を共有する耐久レースです。
はい。2026年からトヨタGRスープラが参戦し、Walkinshaw Andretti UnitedとBrad Jones Racingが計5台を走らせています。
同じではありません。外観は市販車を再現していますが、共通シャシー、V8エンジン、レース用の足回りと安全装備を使う専用レーシングカーです。
歩いて複数の場所から見るなら一般入場、席を確保してスクリーンを見ながら観戦するならグランドスタンドです。初観戦、子ども連れ、シニア旅行では指定席が安心です。
大会によっては入れません。パドックパスやピットレーンウォークは追加券で、別に一般入場またはグランドスタンド券が必要です。
バサーストやゴールドコーストなど、支払いをした大人と一緒なら12歳以下の一般入場を無料とする大会があります。指定席や追加体験には別条件があります。
SuperViewで視聴できます。2026年8月時点では月額AU$9.99、年額AU$99で、練習、予選、決勝と見逃し配信を利用できます。
用意してください。V8車両が集団で通過すると非常に大きな音になります。子どもには耳全体を覆うイヤーマフがおすすめです。
初めてなら土日の2日間が使いやすいでしょう。バサースト1000は土曜のトップ10シュートアウトと日曜決勝を含め、最低2日、できれば3~4日がおすすめです。
スーパーカーズ・チャンピオンシップに関する参考情報
- Supercars公式:2026年カレンダーとチケット
- 2026年シーズン日程
- 2026年ビギナーズガイド
- Gen3車両:Ford、Chevrolet、Toyota
- 2026年チーム・ドライバー
- 2026年レース形式とタイヤ
- 2026 Repco Bathurst 1000
- 2026 Boost Mobile Gold Coast 500
- 2026 bp Adelaide Grand Final
- 2026 Melbourne SuperSprint
- オーストラリア・ニュージーランド国外での視聴方法
- SuperView公式配信
まとめ:V8の音と接近戦を現地で体感
スーパーカーズ・チャンピオンシップは、オーストラリアを代表するモータースポーツです。2026年は14大会・37レースとなり、フォード、シボレーにトヨタGRスープラが加わりました。
初めての日本人旅行者には、公共交通とホテルが使いやすいゴールドコースト500、または市内中心部で最終戦を楽しめるアデレードがおすすめです。
モータースポーツそのものを旅の目的にするなら、バサースト1000は別格です。トップ10シュートアウト、山上観戦、1000キロ決勝まで含め、複数日で計画してください。
現地では、テレビでは分からないV8の音、ブレーキングの迫力、タイヤと燃料をめぐるピット戦略、観客の熱気を体感できます。
一般入場、指定席、パドック、ホスピタリティでは体験が大きく異なります。旅行日数と体力、見たい場所を決めてからチケットを選ぶことが、満足度の高い観戦旅行につながります。
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