【2024年版】オーストラリアの電子タバコ規制について
オーストラリアにおける電子タバコの概要
オーストラリアにおける電子タバコとは、VAPE(ベイプ)と呼ばれるリキッド式の電子タバコが知られており、リキッド式ではない加熱式電子タバコ(アイコス、ブルームテック、グローなど)は、オーストラリアではあまり知られていません。
リキッド式、加熱式をあわせて、「e-cigarette」(イー・シガレット)として定義され、同じように法律で規制されています。
オーストラリアにおけるニコチンを含むタバコ類は、オーストラリア連邦政府の毒物管理法、及び各州の法律によって規制されています。
2021年10月1日から連邦法も改正され、オーストラリアのすべての州、準州において、国内でのニコチン入りの電子タバコの購入、またはオーストラリア国外からの輸入には、医師の処方箋が必要となりました。
また、2024年1月1日より、非常に限られた例外を除き、電子タバコのオーストラリアへの輸入は禁止されました。
旅行者の電子タバコの持ち込み
2024年1月1日、及び3月1日に法改正が行われ、旅行者の電子タバコ(Vape)の持ち込みは、以下のように規定されました。
オーストラリアに入国する旅行者は少量の電子タバコのみを持ち込むことができます。電子タバコは、同じ船または飛行機でオーストラリアに入国する旅行者、またはその世話をする人が使用する必要があります。
オーストラリアを訪れる旅行者に、持ち込みが許される最大許容数量は次のとおりです。
- 合計 2 つのベイプ(使い捨てまたは再利用可能)
- 20 個のベイプ・アクセサリ (カートリッジ、カプセル、ポッドを含む)、および
- 液体状のベイプ物質 200mL。
前述の通り、オーストラリアでは加熱式の電子タバコは知られていません。この規定では「Vape」が規定されていますが、それに日本の加熱式の電子タバコが含まれるのか、明確ではありません。
その為、無用なトラベルを避ける為に、入国時の税関検査で申告して、持ち込みの可否を税関職員に判断してもらうようにした方が良いでしょう。ちゃんと申告して持ち込み不可となった場合、その場で所有権を放棄するれば問題ありませんが、無申告で見つかり電子タバコが問題とされた場合は罰則が科せられることになります。
インターネット上の電子タバコ愛好者による情報によれば、特に税関職員に咎められ、持ち込みできなかったという情報は、見つける事ができませんでした。
電子タバコの使用に関しては、通常のたばこの規制と同じ規制が適用され、電子タバコの使用は喫煙できる場所に限られます。
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