ケアンズ サイクロン襲来とその後の大雨の影響について
サイクロン・ジャスパー襲来
2023年12月13日、サイクロン(南半球の台風)通称ジャスパーがケアンズの北150kmの地点へ上陸しました。
強風を伴うこのサイクロンの影響によりケアンズ空港は閉鎖、グレートバリアリーフへのクルーズおよびキュランダ高原鉄道、スカイレールなどが軒並み運休となりました。
熱帯低気圧と大雨
サイクロン・ジャスパーは14日にはケアンズを離れ、大難は去ったかのように思われました。
しかし熱帯低気圧へ勢力を弱めても尚、クイーンズランド州北部に停滞し、大雨を振らせては甚大な被害をもたらしました。
12月18日午前9時の段階で降水量は870mmにも達し、1958年以来、最高の降水量を記録しています。
ケアンズ空港およびバロン河沿岸の地域は水没および浸水し、ケアンズ市内の交通もマヒするなど1977年以来と言われる被害総額となりました。
キュランダ高原鉄道、スカイレール、グレートバリアリーフへの各クルーズ、レインフォレステーション、キュランダコアラガーデンズ、ハートリース・クロコダイルアドベンチャーズなどの動物園などが営業休止となりました。
現在のケアンズ
その後、18日の日中には大雨もやみ、19日現在、ケアンズはいつもの快晴を取り戻しました。
18日にはケアンズ空港も営業を再開し、災害後初のフライトが出発しました。
キュランダ高原鉄道など一部、運休が続く交通はあるもののグレートバリアリーフへのクルーズなどは19日には軒並み通常運航となり、ケアンズは無事、平穏を取り戻しています。
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