リッチフィールド国立公園

リッチフィールド国立公園は、トップエンドの中でもカカドゥ国立公園に次いで人気の観光地である。ノーザンテリトリー(北部準州)の州都ダーウィンから南に130km、車で約1時間半という、アクセスしやすい場所にあるので、地元ダーウィンっ子にも日帰り観光スポットとして親しまれている。

リッチフィールド国立公園内では、モンスーンの森林での散策や、いくつかある滝の滝壺が天然のプールになっているので水遊び、または、巨大なシロアリ塚の鑑賞など、様々なアクティビティを体験することができる。

フローレンス滝は、熱帯雨林のど真ん中に位置し、高さ15mほどの滝が2つ流れ落ちており、高台に設けられた展望台からの景色は絶景である。その展望台を下っていくと、フローレンス滝の滝壺に到着する。切り立った崖から流れ落ちる2つの滝のふもとの滝壺の水は透き通っており、1年を通して気温が30度前後なので、ハイキング後のほってった体を冷やすにはちょうどいい水温だ。リッチフィールド国立公園で一番観光客をひきつけている場所である。

トルマー滝は、高さ40mの滝が緑の木々にに囲まれた褐色の崖から流れ落ちている。滝壺の付近は洞窟になっており、そこには 希少種のキクガシラコウモリが生息しているため、トルマー滝での遊泳は禁止されている。

ワンギ滝もフローレンスの滝同様、2つの滝が流れ落ちている二重滝である。高さ50メートルの滝は、雨季には水量が上がり、迫力満点。滝壺で水遊びをすることができる場所だが、雨季に水位が増すとイリエワニが侵入してくる場合があるので、注意が必要だ。

また、バレー・ロックホールは、天然のスパ。岩場に腰かけて流れてくる水の流れを感じながらリラックスするもよし、足場のつかない深い場所へ飛び込むスリルを味会うのもよし、みなそれぞれの楽しみ方に興じている。

リッチフィールド国立公園で一番目を見張るものは、何といっても巨大なシロアリ塚だろう。大きなものだと2~3mを超すこのアリ塚は、強烈な日差しを避けると同時に、朝夕の太陽熱を利用して温度調節をするために、みな同じ南北方向を向いている。

シロアリ自身の排泄物と唾液を混ぜて作られ、1年でやっと30cmという大きさになるという。古いシロアリ塚は100年ほどたっているものもある。この付近で一番大きい「カテドラル・ターマイト・マウンズ」は高さ5メートルを超える巨大アリ塚。横に立ってその大きさを実感してみよう。

写真提供:ノーザンテリトリー観光局

 

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