【2024年版】ロットネスト島観光の完全ガイド - 行き方、見所、ツアー紹介

ロットネスト島はオーストラリア西部、西オーストラリア州の州都パースから船で約90分で行ける、紺碧の海と白い砂浜の景色が美しいリゾート・アイランドです。

ロットネスト島の魅力はその美しい風景にとどまりません。ロットネスト島には「世界一幸せな動物」とも言われているクォッカという西オーストラリア州の極一部にしかいない小型のカンガルーが多く生息し、ロットネスト島の多くの場所で見ることができます。

パース観光には外せない必見ポイント、ロットネスト島の見所観光スポット、行き方・アクセス方法、お勧めのホテル、ロットネスト島オプショナルツアーをご紹介させていただきます!

写真提供:Tourism Western Australia

ロットネスト島とは?

オーストラリアにワーキングホリデーに行っていた友達から、「ロットネスト島いいよ!オーストラリアに行くなら是非行って!」と聞きました。ロットネスト島ってどんなところですか?
ロットネスト島いいですよ!ロットネスト島は西オーストラリア州のパースからフェリーで90分、紺碧の海と白い砂浜の美しい景色、そして「世界一幸せな動物」としてSNSなどで大人気の野生のクォッカに会うことのできる島です!

ロットネスト島(Rottnest Island)は、西オーストラリア州のフリーマントル沖合約18キロのインド洋に浮かぶ島です。その大きさは約19平方キロメートル、東京ドーム約4倍の大きさとなり、サイクリングで島をめぐることも可能な大きさです。

西オーストラリア州の州都であるパースからフリーマントルを経由、またはヒラリーズから毎日フェリーが運行され多くの観光客がこの島を訪れており、ロットネスト島の年間訪問者数は50万人にも及びます。

ロットネスト島は、約7000年前に西オーストラリア州本土と陸続きとなっており、先住民であるアボリジニがこの島に住んでいましたが、その後の海面上昇に伴い現在のような島となりました。17世紀に西洋人がはじめてこの島を訪れた時にはロットネスト島は無人島でした。

ロットネスト島の「ロットネスト」は1696年にこの島を訪れたオランダ人船長が、クォッカを大型のネズミであると勘違いし、「ネズミの巣の島」(Rats Nest Island)と呼んだことに由来します。

その後1800年代には先住民であるアボリジニの人々を収容する刑務所として利用され、多い時には3700人もの人がこの島の刑務所に収容されていましたが、1902年にこの刑務所は廃止されました。

ロットネスト島には、白い砂浜、グラデーション豊かな様々な青の入り混じった美しい海と自然の景観も素晴らしいですが、それ以上に多くの観光客をひきつけるのが、ロットネスト島に多く生息するクオッカ(Quokka)でしょう。

クオッカとは、カンガルー、小型のカンガルーであるワラビーの仲間の有袋動物で、小型のワラビーより更に小さく体長40-50センチ程度です。元々西オーストラリア州の南西部に広く分布していたが、それらの多くは絶滅し、現在ではクオッカの多くがこのロットネスト島に生息しています。

人懐こくカメラを向けると自らよってくることが多いが、口角があがったような口元をしていることから常に笑っているように見えることもあり、「世界一幸せな動物」とも呼ばれています。そのカメラの写りの良さもあり、多くの人がこのクォッカとの自撮りを、ロットネスト島訪問の目的も1つとしています。

ロットネスト島はAクラス自然保護区に指定されており、州政府機関により島内に生息する動植物は厳しく保護されています。島内は一般車両の乗り入れが制限されているため、特別に運行が許可されているバスツアーか、レンタサイクルを利用して島内を観光することになります。

ロットネスト島には63ものそれぞれの個性的な表情を持つ美しいビーチがあり、シュノーケリングやダイビングも楽しむことができます。

毎年8月下旬から11月にかけて、インド洋から南極へ向かうザトウクジラやミナミセミクジラが、ロットネスト島周辺の海域に留まります。この期間にはロットネスト島からホエールウォッチング・クルーズが運行されます。

ロットネスト島の入島料

ロットネスト島の入島には大人$20、子供$7の入島料金がかかります。ロットネスト島へのフェリーチケット購入時にフェリー代金とともに船会社へ支払います。

大人 日帰り $20
子供(4~12歳) 日帰り $7
家族(大人2+子供2) 日帰り $49
大人 島内宿泊 $26
子供(4~12歳) 島内宿泊 $9
家族(大人2+子供2) 島内宿泊 $60

ロットネスト島の位置

ロットネスト島への行き方・アクセス

ロットネスト島楽しそうですね!行ってみたくなりました!ロットネスト島へ行く方法はどのような方法がありますか?
ロットネスト島へは、パース市内のバラックストリート桟橋から、毎日フェリーが出ているので簡単に行くことができます。その他、フリーマントル、ヒラリーズから毎日フェリーが出ていて、簡単にいくことができますよ!

ロットネスト島の最寄の都市は、西オーストラリア州の州都であるパース(Perth)になります。

パースはオーストラリアで4番目に大きな都市、周辺を含めたパース都市圏の人口は214万人となっています。パースには国内から280万人、オーストラリア国外からは70万人の観光客が訪れており、観光もパースの重要な産業の一つとなっています。

特に「荒野の墓標」の別名を持つ荒涼とした砂漠の中に立つ岩々が印象的なピナクルズ、まるで大きな波が迫ってくるような形状の「ウェーブロック」、オーストラリアを代表するワインの産地「マーガレット・リバー」など、ロットネスト島の他にもパース郊外には魅力的な観光地が多くあります。

日本からパースへは、全日空が成田空港より毎日運行されています。また、シンガポール航空、キャセイパシフィック航空等のアジア経由便で日本からパースを訪れる方も多いです。

ロットネスト島の位置

ロットネスト島へは、パース(Perth)からフリーマントル(Fremantle)経由のフェリーと、パースから北方向へ車で25分ほどのヒラリーズ(Hllarys)からのフェリーの2航路があります。

パースからロットネスト島へは約1時間45分、フリーマントルからは約30分、ヒラリーズからは約45分となります。

パースからロットネスト島へ

パースからロットネスト島へは、シーリンク・ロットネスト・アイランド・フェリー(Sealink Rottonest Island Ferry)と、ロットネスト・エクスプレス(Rottnest Express)の2社がフェリーを運航しており、パース市内のバラック・ストリート桟橋から発着しています。

バラック・ストリート桟橋はパース市内中心部から近い所にありますので、多くのホテルから徒歩でいくことができます。限られたホテルのみとなりますが、クルーズ会社が運行する無料のホテル・バラック・ストリート桟橋間の送迎バスも運行されています。

両社とも、パース・ロットネスト島間のフェリー間のチケットの他、ロットネスト島の島内観光バス、スピードボードなどのアクティビティ、ランチ等が含まれたパッケージも販売しています。

シーリンク・ロットネスト・アイランド・フェリー
出発地 出発時間 到着地 到着時間
バラック・ストリート桟橋 08:30 ロットネスト島 10:00
ロットネスト島 16:30 バラック・ストリート桟橋 18:00
会社名

シーリンク・ロットネスト・アイランド・フェリー(Sealink Rottnest Island Ferry)

料金 大人:$119.00~ 子供(4‐12歳):$62.00~(ロットネスト島入島料込み)
Web https://www.sealink.com.au/rottnest-island/
ロットネスト・エクスプレス
出発地 出発時間 到着地 到着時間
バラック・ストリート桟橋 08:45 ロットネスト島 10:30
ロットネスト島 17:00 バラック・ストリート桟橋 18:45
会社名 ロットネスト・エクスプレス(Rottnest Express)
料金 大人:$123.00~ 子供(4‐12歳):$64.50~(ロットネスト島入島料込み)
Web https://rottnestexpress.com.au/

フリーマントルからロットネスト島へ

パースから車で30分ほどの港町のフリーマントルからロットネスト島へは、シーリンク・ロットネスト・アイランド(SeaLink Rottnest Island)と、ロットネスト・エクスプレス(Rottnest Express)の2社がフェリーを運行しています。

フリーマントルからロットネスト島へは、およそ30分になります。

シーリンク・ロットネスト・アイランド・フェリー(SeaLink Rottnest Island Ferry)

シーリンク・ロットネスト・アイランドのフェリーは、フリーマントル駅近くのEシェッドから発着しています。

フリーマントル・ロットネスト島間のフェリー間のチケットの他、ロットネスト島の島内観光バス、レンタサイクルなどのアクティビティ、ランチ等が含まれたパッケージも販売しています。

Eシェッド(E Shead)

会社名 シーリンク・ロットネスト・アイランド(SeaLink Rottnest Island)
料金 大人:$79.00~ 子供(4‐12歳):$40.00~
WEB https://www.sealinkrottnest.com.au/
ロットネスト・エクスプレス(Rottnest Express)

ロットネスト・エクスプレスのフェリーは、フリーマントル駅近くのBシェッドよりロットネスト島へ、フェリーを運航しています。

一部のフェリーはパース市内、またはノースポートからBシェッド経由でロットネスト島へ行くフェリーもあります。

パース市内出発同様、パース・ロットネスト島間のフェリー間のチケットの他、ロットネスト島の島内観光バス、スピードボードなどのアクティビティ、ランチ等が含まれたパッケージも販売しています。

Bシェッド(B Shead)

ノースポート(North port)

会社名 ロットネスト・エクスプレス(Rottnest Express)
料金 大人:$81.50~ 子供(4‐12歳):$42.00~(ロットネスト島入島料込み)
WEB https://rottnestexpress.com.au/

ヒラリーズ

ヒラリーズはパースから北方向へ車で25分ほどの所にある街、ロットネスト・ファスト・フェリーズ(Rottnest Fast Ferries)が、ロットネスト島へ毎日フェリーを運航しています。

ヒラリーズからロットネスト島へは、約45分となります。

会社名 ロットネスト・ファスト・フェリーズ(Rottnest Fast Ferries
料金 大人:$89.00~ 子供(4‐12歳):$50.00~(ロットネスト島入島料込み)
WEB https://www.rottnestfastferries.com.au/

ロットネスト島の気候

ロットネスト島に行きます!ロットネスト島の旅行に最適なシーズンはいつになりますか?雨季みたいなものはありますか?
ロットネスト島へは年間を通じて気温が穏やかな地中海性気候になり、旅行に適さない時期はありません。雨季というほどではありませんが、6‐8月の冬季は他の月と比べて雨量が若干多くなりますが、月間100mm前後なのでそれほど大したことはありません。

ロットネスト島を含むパース及びその周辺のオーストラリア大陸西海岸の南部は、地中海性気候(Mediterranean Climate)に属しています。

これはローマをはじめ、サンフランシスコやロサンゼルスと同じ気候区分になります。

地中海性気候の特徴としては、夏は乾燥して暑く、冬は日本のように雪が降るほど冷え込むことはないものの、気温が下がり降雨量も1年の中で最も多くなります。

パースでは冬の6‐8月は月間平均最低気温は10℃を下回りますが、ロットネスト島周辺には暖流が流れているためパースより暖かく、冬の間でも平均最低気温が10℃を下回る月はありません

ロットネスト島の年間気候フラフ

ロットネスト島の年間気候グラフ

最高気温(℃) 最低気温(℃) 降水量(mm)
1月 26.4 19.1 16.0
2月 27.3 19.5 10.3
3月 26.1 18.7 18.5
4月 23.7 17.3 32.3
5月 21.1 15.2 71.0
6月 18.8 13.4 97.5
7月 17.8 12.4 113.0
8月 17.9 12.4 87.9
9月 18.8 12.9 53.2
10月 20.6 114.0 28.2
11月 23.1 16.0 18.3
12月 25.1 17.7 10.9
年平均 22.2 15.7 46.4

データ:オーストラリア政府気象庁 / 赤字・・年間最高値

ロットネスト島に生息するクォッカ

クォッカとの自撮り

写真提供:Tourism Western Australia

えー、可愛いいっ!このネズミみたいな動物はなんていう動物ですか?ロットネスト島で見ることができるのですか?
これはクォッカという動物でカンガルーの仲間の有袋動物になります。ロットネスト島にはクォッカが生息、人を怖がらずに寄ってくる程なので、比較的簡単に島の中で見ることができます。

クォッカ(Quokka)は、カンガルーやワラビーの仲間の小型のオーストラリア固有の動物であり、その時折見せる笑っているかのような表情から「世界で一番幸せな動物」などとも言われています。

クォッカは、オーストラリアでも西オーストラリア州のパース沖合のロットネスト島など、現在は限られた地域でしか生息していません

カンガルーやワラビーなどと同じ、おなかに袋を持っていて子供をその中に入れて育てる有袋類の動物です。

真偽のほどは定かではありませんが、あの「ピカチュウ」のモデルとも言われていますが、確かに顔や体形はこのクォッカに似ているとも言えます。

体調は40-50cm、体重は3.5-4.5kgほどの小型の動物になり、灰色と茶色の体毛に覆われ、短い尾を持っています。

人間に対する警戒心があまりなく、野生のクォッカでも怖がらずに近づいてくることが多く、このクォッカと自撮り写真を撮るのが人気となっています。

クォッカの最多の生息地域はロットネスト島となっており、ロットネスト島にはおよそ10,000匹のクォッカが生息していると推定され、比較的簡単にその姿を島内のあちこちで見ることができます。

パースからロットネスト島を訪れる日帰りのクルーズ・ツアーが出ていますので、旅行者も気軽に訪れることができ、ロットネスト島はクォッカを観察するのには最適な場所であると言えます。

クォッカ

写真提供:Tourism Western Australia

ロットネスト島の観光スポット

ロットネスト島にはどのような観光スポットがありますか?ロットネスト島内のこれらの観光スポットはどのように回ればいいですか?
ロットネスト島はA級自然保護区に指定されており、一般車の走行は許されていません。その為特別な許可を得て運行されている島内観光バスに乗るか、サイクリングをして回るかになります。ロットネスト島へはフェリーで自転車を持ち込むことは可能、島内でレンタサイクルを借りることもできます。

ロットネスト島には63もの個性的なビーチもあり、変化に飛んだ美しい海岸線を中心に多くの観光スポット、見所が島内に多く存在します。

ロットネスト・アイランド・ビジター・センター

ロットネスト・アイランド・ビジター・センター(Rottnest Island Visitor Centre)は、パース、フリーマントル、ヒラリーズからのフェリーが到着する、トムソン・ベイの桟橋のすぐ目の前にある、ロットネスト島を訪れる観光客の為の案内所です。

ロットネスト島の地図や観光スポットの資料が用意されており、ロットネスト島を熟知したスタッフに観光の相談もすることができます。

島内ツアーやアクティビティ、宿泊施設の予約もここで行うことができます。

名称 ロットネスト・アイランド・ビジター・センター(Rottnest Island Visitor Centre)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス フェリー到着地
料金 無料
Web なし

ピンキー・ビーチ

ピンキー・ビーチ

写真提供:Tourism Western Australia

ピンキー・ビーチ(Pinky Beach)は、フェリーの発着するトムソン湾から直ぐ近く、徒歩でも10分ほどで行け、近くに宿泊施設、キャンプ場もあることから、ロットネスト島の中では賑わっているビーチになります。

ビーチの東側にはバサースト灯台があり、サンセットを鑑賞するポイントとして、夕暮れ時には人が集まります。

名称 ピンキー・ビーチ(Pinky Beach)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス ビジターセンターより自転車で5分
料金 無料
Web なし

ザ・ベイスン

ザ・ベイスン

写真提供:Rottnest Island Authority

ザ・ベイスン(The Basin)は、ロットネスト島で人気のあるビーチの1つで、ロットネスト島の北側、ピンキー・ビーチとロング・リーチ・ベイの間にあります。

その名の通り、岩が侵食されてできた天然の「盆地」のような形状をしています。

ビーチは自然の岩礁に囲まれているため波が穏やか、東側には約150メートルの白い砂浜が広がり、エメラルドグリーンから沖にむかって青に変わっていく美しいグラデーションの海はまさに絶景です。

ザ・ベイスンにはサンゴ礁、そこに住み着く魚が多くみられますので、シュノーケリングのスポットとしても人気です。

名称 ザ・ベイスン(The Basin)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス ビジターセンターより自転車で5分
料金 無料
Web なし

リトル・サーモン・ベイ

写真提供:Rottnest Island Authority

リトル・サーモン・ベイ(Little Salmon bay)はロットネスト島の南側にある、ザ・ベイスンと並んで人気の高いこじんまりとしたビーチ、その美しさは言葉では言い表せないほどです。

ビーチの沖には岩が並び波を打ち消してくれているので波は穏やか、浅瀬も多いのでお子様にも安心して遊べるビーチになっています。

このビーチ周辺にはクォッカが沢山生息していますので、クォッカに出会えるチャンスが高いビーチでもあります。

リトル・サーモン・ベイは、人気が高くビーチが小さいため、シーズン時には多少人が多いのがちょっと残念。

名称 リトル・サーモン・ベイ(Little Salmon bay)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス ビジターセンターより自転車で25分
料金 無料
Web なし

サーモン・ベイ

サーモン・ベイ

写真提供:Rottnest Island Authority

サーモン・ベイ(Salmon Bay)はロットネスト島の南側にある、約1000mのロットネスト島では比較的大きなビーチです。

ビーチが長く広いのと直ぐ隣のリトル・サーモン・ベイの方が有名なこともあり、比較的このサーモン・ベイを訪れる人が少ないため、ゆったりとビーチで過ごしたり、シュノーケリングを楽しんだりすることができます。

名称 サーモン・ベイ(Salmon bay)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス ビジターセンターより自転車で25分
料金 無料
Web なし

ロングリーチ・ベイ

ロングリーチ・ベイ

写真提供:Tourism Western Australia

ロングリーチ・ベイ(Longreach Bay)は、トムソン・ベイから自転車で7分ほどの、ロットネスト島北岸にあるビーチです。

長さは約850mとロットネスト島では比較的大きなビーチで、ピンキー・ビーチ、ザ・ベイスンより人が少ないので、ゆったりとビーチで過ごすことができます。

名称 ロングリーチ・ベイ(Longreach Bay)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス ビジターセンターより自転車で7分
料金 無料
Web なし

 

ワジャマップ灯台

ワジャマップ灯台

写真提供:Rottnest Island Authority

ワジャマップ灯台(Wadjemup Lighthouse)は、ロットネスト中心部付近にある西オーストラリアで4番目に古い現存する灯台です。

元の灯台は1849年に完成した高さ20メートルでしたが、現存するのは1896年に完成した2代目のタワーになり38.7メートルになります。

「ワジャマップ」という名前は、ロットネスト島を意味するアボリジニの言葉「Wadjemup」から来ており、この地域の先住民の文化と歴史を反映しています。

灯台はロットネスト島の中心部からやや離れた場所にありますが、島内を巡るバスツアーや自転車でアクセスすることができます。灯台からは、ロットネスト島とその周囲の美しい海岸線の壮大な景色を一望できます。

約30分の灯台のガイドツアーが毎日10:00-14:30の間行われており、灯台内部の155段の階段を登り、灯台の頂上からロットネスト島の全景、美しい海岸線を見ることができます。

名称 ワジャマップ灯台(Wadjemup Lighthouse)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス ビジターセンターより自転車で20分
料金 外観のみ無料
Web https://campaign.rottnestisland.com/listing/wadjemup-lighthouse/

ウエスト・エンド

ウエスト・エンド

写真提供:Rottnest Island Authority

ウェスト・エンド(West End)はその名前の通り、ロットネスト島の最西端になります。ロットネスト島のその他の海岸線と異なり、この辺りは険しい海岸線となり、風と波が強く打ち付けます。

ロットネスト島の桟橋のあるトムソン湾から最も遠く、途中の道もアップダウンがありウェスト・エンド周辺は風が強いので、自転車でここまで来るのはちょっと大変かもしれません。

運が良ければ展望台からクジラ、イルカ、オットセイ等を見ることができることもあります。

名称 ウェスト・エンド(West End)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス ビジターセンターより自転車で40分
料金 無料
Web なし

フィッシュ・フック・ベイ

フィッシュ・フック・ベイ

写真提供:Rottnest Island Authority

フィッシュ・フック・ベイ(Fish Hook Bay)は、ウェスト・エンドの東側にある小さな入江です。

真っ白な砂浜とターコイズブルーの海の色のグラデーションは、ロットネスト島でもトップクラスの美しさです。

名称 フィッシュ・フック・ベイ(Fish Hook Bay)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス ビジターセンターより自転車で40分
料金 無料
Web なし

リトル・パラキート・ベイ

リトル・パラキート・ベイ

写真提供:Tourism Western Australia

リトル・パラキート・ベイ(Little Parakeet Bay)は、ロットネスト島・ビジター・センターから自転車で10分ほどの所の島の北側にある、海水浴、シュノーケリングに適した小さな入江です。

岩場を超えるとより大きなパラキート・ベイのビーチにつながっています。

名称 リトル・パラキート・ベイ(Little Parakeet Bay)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス ビジターセンターより自転車で10分
料金 無料
Web なし

バサースト灯台

写真提供:Tourism Western Australia

バサースト灯台(Bathurst Lighthouse)は、ロットネスト島の島北海岸のバサースト・ポイントにある灯台です。

ワジャマップ灯台とともに、この灯台も島の航海安全を支えるために設置されています。

バサースト灯台は100年以上前の1900年に作られ、石灰岩の灯台の高さは19.2メートルになります。白と黒の縞模様が特徴的な、比較的小規模な灯台です。その可愛らしい外観と、周囲の自然環境との調和が訪問者から愛されています。

ここはサンセットを鑑賞するポイントとして人気があります。

名称 バサースト灯台(Bathurst Lighthouse)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス ビジターセンターより自転車で5分
料金 無料
Web なし

パーカー・ポイント

パーカー・ポイント

写真提供:Tourism Western Australia

パーカー・ポイント(Parker Point)は、ロットネスト島の南側にある、白い砂浜とライトブルーの海が美しいビーチです。

パーカー・ポイントはクォッカが多く現れるポイントでもあります。

名称 パーカー・ポイント(Parker Point)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス ビジターセンターより自転車で25分
料金 無料
Web なし

ロッキー・ベイ・ビーチ

ロッキー・ベイ・ビーチ(Rocky Bay Beach)は、ロットネスト島の西部の細くなった所にある、細長いビーチです。

バス停に近く人も少ない、シュノーケリングに最適なビーチになっています。

名称 ロッキー・ベイ・ビーチ(Rocky Bay Beach)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス

ビジターセンターより自転車で30分

料金 無料
Web なし

ヘンリッタ・ロックス

ヘンリッタ・ロックス

写真提供:Rottnest Island Authority

ヘンリッタ・ロックス(Henrietta Rocks)は、ロットネスト島の南側にあるビーチ、海岸から直ぐの所に難破船「シャーク」が沈んでおり、船体の一部が海面から出ているのを見ることができます。

名称 ヘンリッタ・ロックス(Henrietta Rocks)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス

ビジターセンターより自転車で30分

料金 無料
Web なし

オリバーヒル砲台

オリバーヒル砲台

写真提供:Rottnest Island Authority

オリバーヒル砲台(Oliver Hill Battery)は、ロットネスト島のおよそ中心部に位置する、1937年から1945年の第2次世界大戦時に造られた砲台です。

砲台には9.2インチの大砲が設置されており、走行貫通砲弾を28kmの距離まで飛ばすことができました。

この砲台は、第二次世界大戦中にオーストラリアの沿岸防衛の一環として建設されました。当時、オーストラリアは日本軍の南進を警戒しており、パースとその周辺地域を守るために、ロットネスト島を含む西オーストラリア州の複数の地点に砲台や要塞が設置されました。

この砲台は1960年までに既にその役目を終えて、歴史的遺跡として保存されています。砲台の特徴的な要素の一つに、地下トンネルがあります。これらのトンネルは、砲台の各部を結び、弾薬の安全な輸送路として機能していました。訪問者はガイドツアーに参加することで、これらのトンネルや弾薬庫を探索することができます。

オリバーヒル砲台は、第二次世界大戦時のオーストラリアの軍事史と沿岸防衛戦略を理解する上で重要な場所です。当時の軍事技術や戦略について学ぶことができる貴重な資料を提供しています。

毎日10:00-14:00の間、約1時間のガイドツアーが行われています。

名称 オリバーヒル砲台(Oliver Hill Battery)
住所 Rottnest Island WA 6161(Google Map
アクセス

ビジターセンターより自転車で15分

料金 外観見学は無料
Web https://www.rottnestisland.com/see-and-do/Island-tours/oliver-hill

ロットネスト島へ行くオプショナルツアー

日本からも全日空の直行便が飛ぶ西オーストラリア州の州都、パースよりロットネスト島を訪れるオプショナルツアーが催行されています。

パースよりフェリーに乗りスワン川をゆったりと川下り、フリーマントルから紺碧のインド洋に出てロットネスト島へ!

ロットネスト島では白い砂浜とターコイズブルーの海、そしてあのクォッカが皆さんの来島を待っています。

また、少々お値段は高くなりますが、パースより軽飛行機でロットネスト島とピナクルズ、更にはウェーブロックまで1日で訪れることができるフライトツアーもあります。

ロットネスト島日帰り・おまかせツアー(日本語ガイド付)

日本語ガイド付き、安心、おまかせのパース発ロットネスト島ツアー!

ロットネスト島はAクラスの自然保護地区で、シュノーケリング、ダイビング、サーフィン、カヤック、フィッシングなどの数々のマリンアクティビティーが楽しめることや、ロットネスト島に多く生息する有袋類の小動物クオッカに出会えることでも有名です。

エメラルドグリーンのインド洋の高台からの壮観な景色を眺めたり、島の人気者クオッカを探したりと楽しみ方はあなた次第!

約90分間の島内観光バス付きと、レンタル自転車付きの2コースがあります。

催行曜日 毎日
料金 大人 $255 / 子供 $128 → 大人 $217 / 子供 $109
詳細情報と予約 https://www.traveldonkey.jp/australia/perth/100/

セグウェイ・セトルメント・エクスプローラー・パッケージ

セグウェイに乗ってロットネスト島の冒険に出発しよう!

セグウェイとは立ち乗りで乗る一人乗りの電動スクーター。ハンドル、アクセルやブレーキがなく、搭乗者の体重移動だけで前進、後退、速度、方向をコントロール。ツアーの前に練習エリアで操作方法の説明と練習も行いますので、セグウェイが初めての方でも大丈夫。

セグウェイツアーは約1時間、ボートや海水浴客で賑わう壮観なトムソン湾に沿って、象徴的なロットネスト・パブまで進みます。入植地の興味深い過去の物語を楽しみ、野生のクォッカを観察してください。

セグウェイツアーでは、ビーチサイドの小道をたどり、ロットネスト島で最も美しい水泳スポットの1つであるザ・ベイシンなど、自然のままの湾や人気のビーチを探索します。泳ぐ人々を見守るバサースト灯台は、このツアーで最も人気のある写真撮影スポットの1つです。

催行曜日 毎日
料金 大人 $208 / 子供 $141 → 大人 $199 / 子供 $135
詳細情報と予約 https://www.traveldonkey.jp/australia/perth/17637/

ロットネスト・アイランド・ベイシーカー・パッケージ

パース・バラックストリート桟橋とロットネスト島間の往復クルーズ船と、ロットネスト島内の観光バスツアーのパッケージ。

ロットネスト島は、青い海、白い砂浜の美しい景観と世界一幸せな動物と呼ばれるクォッカが生息する、パース観光のピナクルズと並ぶ、訪れるべき観光スポットの1つ。

パース市内バラックストリート桟橋を出発、クルーズ船でスワン川を下ってフリーマントルを経由、その後外洋に出てロットネスト島へ向かいます。ロットネスト島では約3時間の自由時間と約1時間45分のロットネスト島観光バスに乗車して島内観光をお楽しみいただけます。

ロットネスト島内観光バスは、ワジェマップ灯台、ヘンリエッタ・ロックス、カテドラル・ロックスの雄大な展望台、ヴラミン岬など、ロットネスト島の必見の場所を巡ります。
もちろん運が良ければ、あの野生のクォッカと出会えるチャンスも!

催行曜日 毎日
料金 大人 $169 / 子供 $92 → 大人 $164 / 子供 $87
詳細情報と予約 https://www.traveldonkey.jp/australia/perth/17630/

ロットネスト・グランド・アイランド・パッケージ

ロットネスト島を満喫できる島内観光「グランド・アイランド・ツアー」が含まれるパッケージ。

エアコン完備の快適な環境で、自然保護区の驚くべき美しさを探索、島内の驚くべき動植物、見事なビーチや森林を見学します。

約4時間の列車乗車を含む「グランド アイランド ツアー」では、ワジェマップ灯台、ヘンリエッタ・ロックス、オリバー・ヒル砲要塞とトンネル、カセドラル・ロックスとヴラミン岬の雄大な展望台など、ロットネスト島必見の場所をすべて巡ります。

このアーでは、海事や軍事の歴史から将来の開発に至るまで、ロットネスト島の文化的および歴史的遺産を含む、すべての主要なポイントをカバーしています。

催行曜日 毎日
料金 大人 $218 / 子供 $122 → 大人 $209 / 子供 $116
詳細情報と予約 https://www.traveldonkey.jp/australia/perth/17631/

ロットネスト・アイランド・シーフード・クルーズ

パース・ロットネスト島間の往復クルーズ船と、ロットネスト島出発の豪華7コースの船上ランチの楽しめるシーフード・クルーズのパッケージ!

船上専属シェフが作る地元の魚介類や新鮮な地元食材を使った絶妙な7コースのメニューを楽しみながら、リラックスしたプライベートパーティーにいるような気分をお楽しみください。クルーズ中無料で提供されるビール、ワインやソフトドリンクを飲みながら、素晴らしい景色を眺めましょう。

途中ボートから泳ぐことも可能です。自然のままの湾で船上でのんびりするのもGoodです!

船上からは、西オーストラリア海岸沖の大陸棚水域でのみ生息するウエスタン・ロック・ロブスターの釣りを体験できます。

催行曜日 季節による
料金 大人 $438 / 子供 $438 → 大人 $428 / 子供 $428
詳細情報と予約 https://www.traveldonkey.jp/australia/perth/17632/

ロットネスト島のホテル

パースやフリーマントルに宿泊し、ロットネスト島へは日帰りで訪れる人が多いですが、日帰りツアー客が帰るとロットネスト島には静けさが訪れ、昼とはまた違った雰囲気に包まれます。

ロットネスト島の人気者クォッカも本来は夜行性の動物なので、更に頻繁にその愛らしい顔を見せにやってきてくれます。

日程に余裕がある方は是非ロットネスト島での宿泊も検討してみてください。特にビーチフロントでのグランドキャンピングが楽しめる、ディスカバリー・ロットネスト・アイランドはお勧めです!

ディスカバリー・ロットネスト・アイランド

ディスカバリー・ロットネスト・アイランド

写真提供:ディスカバリー・ロットネスト・アイランド公式サイト

ディスカバリー・ロットネスト・アイランドは、ピンキー・ビーチの砂丘にたつ83のバスルーム付きテントの宿泊施設です。

テントはスタンダード・テント、スーペリア・テント、スーペリア・ファミリー・テント、デラックス・テントの4種類があり、予算にあわせて選択可能です。

ホテル名 ディスカバリー・ロットネスト・アイランド(Discovery Rottnest Island)
住所 Strue Rd, Rottnest Island WA 6161(Google Map
ランク
webサイト https://www.discoveryholidayparks.com.au/discovery-rottnest-island

カルマ・ロットネスト

カルマ・ロットネスト

写真提供:カルマ・ロットネスト公式サイト

カルマ・ロットネストはロットネスト島へのフェリーが発着するトムソン・ベイ近くにある、ロッジタイプの宿泊施設になります。

こじまりとしたホテルですが、ホテル内にはスイミングプール、2つのバー、そしてレストランが併設されています。

ホテル名 カルマ・ロットネスト(Karma Rottnest)
住所 Kitson St, Rottnest Island WA 6161(Google Map
ランク
webサイト https://karmagroup.com/find-destination/karma-resorts/karma-rottnest/

ロットネスト島に関するよくある質問(FAQ)

ロットネスト島とはどんなところですか?

ロットネスト島は、西オーストラリア州のフリーマントル沖合18キロにある、紺碧の海と白い砂浜の美しい景色、そして「世界一幸せな動物」としてSNSなどで大人気の野生のクォッカに会うことのできる島です。

西オーストラリア州の州都であるパースからフリーマントルを経由、またはヒラリーズから毎日フェリーが運行され多くの観光客がこの島を訪れており、ロットネスト島の年間訪問者数は50万人にも及びます。

ロットネスト島には、白い砂浜、グラデーション豊かな様々な青の入り混じった美しい海と自然の景観も素晴らしいですが、それ以上に多くの観光客をひきつけるのが、ロットネスト島に多く生息するクオッカ(Quokka)でしょう。

クオッカとは、カンガルー、小型のカンガルーであるワラビーの仲間の有袋動物で、小型のワラビーより更に小さく体長40-50センチ程度です。元々西オーストラリア州の南西部に広く分布していたが、それらの多くは絶滅し、現在ではクオッカの多くがこのロットネスト島に生息しています。

人懐こくカメラを向けると自らよってくることが多いが、口角があがったような口元をしていることから常に笑っているように見えることもあり、「世界一幸せな動物」とも呼ばれています。そのカメラの写りの良さもあり、多くの人がこのクォッカとの自撮りを、ロットネスト島訪問の目的も1つとしています。

パース発・ロットネスト島へ行くオプショナルツアーを見る

ロットネスト島にいるクォッカという動物はどんな動物ですか?

クォッカ(Quokka)は、カンガルーやワラビーの仲間の小型のオーストラリア固有の動物であり、その時折見せる笑っているかのような表情から「世界で一番幸せな動物」などとも言われています。

クォッカは、オーストラリアでも西オーストラリア州のパース沖合のロットネスト島など、現在は限られた地域でしか生息していません。

カンガルーやワラビーなどと同じ、おなかに袋を持っていて子供をその中に入れて育てる有袋類の動物です。

クォッカに会いにパースからロットネスト島へ行こう!

パースからロットネスト島へ行くオプショナルツアーはありますか?

日本からも全日空の直行便が飛ぶ西オーストラリア州の州都、パースよりロットネスト島を訪れるオプショナルツアーが催行されています。

パースよりフェリーに乗りスワン川をゆったりと川下り、フリーマントルから紺碧のインド洋に出てロットネスト島へ!

ロットネスト島では白い砂浜とターコイズブルーの海、そしてあのクォッカが皆さんの来島を待っています。

また、少々お値段は高くなりますが、パースより軽飛行機でロットネスト島とピナクルズ、更にはウェーブロックまで1日で訪れることができるフライトツアーもあります。

パース発・ロットネスト島へ行くオプショナルツアー

パースの観光情報

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パースを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

パース旅行をご計画中の方は、是非トラベルドンキーのご利用をご検討ください。きっと素敵な思い出深いパース旅行になりますよ。

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