[続報12]シドニー近郊で発生しているブッシュファイヤー(山火事)に関して

 ブルーマウンテン地区

ブルーマウンテン地区の一般観光客の多くが訪れるカトゥーンバ近く、Ruined Castle(ルーインド・キャッスル)で発生した山火事はその後も延焼を続け、12月10日の午前8時時点で2110haまで広がっています。

本日のブルーマウンテン地区は、大きな動きはありませんでした。

12月7日から再開されたシーニックワールドでは、スカイウェイ、レイルウェイ、ケーブルウェイとも運行されていますが、これらの全ての乗り物はメイン・ステーション発着の往復のみ乗車可能となります。

スカイウェイのイースト・ステーションからの乗車、レイルウェイとケーブルウェイのボトム・ステーションを結ぶボードウォークは閉鎖となっています。

エコーポイントも引き続きオープンしており、このエコーポイントからスリーシスターズまで歩いて行ける、スリーシスターズ・ウォークの散策路も立ち入りが可能になっています。

立ち入り可能な展望台
  • カトゥーンバ滝
  • クリフビュー展望台
  • ハネムーンルックアウト
  • ルーラカスケード
  • オリンピアンロックとエリシアンロックルックアウト
  • サブライムポイント
  • リンカーンズロック(キングステーブルランド)
引き続き閉鎖されている展望台
  • ランドスライド展望台
  • サイクロラマポイント
  • マライタポイント
  • イーグルホーク展望台

本日のエコーポイントからの、スリーシスターズ及びジャミソンバレーの景観は、煙に覆われることもなく、焦げ臭さもほとんど感じれらなったとのことです。

[caption id="attachment_4736" align="alignnone" width="320"]12月10日のエコーポイント 12月10日のエコーポイントからの眺め(DOA/TOURNET提供)[/caption]

シドニー市内

シドニー市内は朝からブルーマウンテン地区、 ゴスパーズ・マウンテン地区で発生している山火事の煙霧が流れ込み、強い焦げた臭いと視界不良を引き起こしています。

一度落ち着いていたPM2.5の数値は、シドニー市内13時の時点で323まで上がり、非常に大気質が悪い状態となっています。

環境局より心臓病または肺疾患のある人、高齢者、および子供は屋外での運動を避け、その他の人も長時間または激しい運動を減らすよう、再び警告が出されています。

視界不良の為、サーキュラーキーを発着する全てのフェリーは運行を見合わせ、16時現在も再開にいたっていません。

シドニー空港はこの影響により若干30分程度の遅れが生じている便もありますが、煙霧による欠航は発生していません。

その他の列車、バスなどの公共交通機関は平常通り運行されています。

シドニー市内が煙霧に覆われている状態が約1週間続いていることもあり、ちらほらとマスクを着用する人を見かけるようになってきました。

PM2.5等の微細な粒子は一般のマスク、P1レベルの防塵マスクは効果は期待できず、P2マスクと呼ばれる微細な粒子を取り除くことができるマスクを使用、かつ、正しく隙間がないように装着する必要があるとのことです。

[caption id="attachment_4730" align="alignnone" width="1984"]12月10日のシドニー 12月10日、午前8時頃のシドニー、ダーリンハーバー[/caption]

関係機関へのリンク

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