[続報13]シドニー近郊で発生しているブッシュファイヤー(山火事)に関して

ブルーマウンテン地区

ブルーマウンテン地区の一般観光客の多くが訪れるカトゥーンバ近く、Ruined Castle(ルーインド・キャッスル)で発生した山火事はその後も延焼を続け、12月11日の午前10時時点で3132haまで広がっています。

この山火事は西方向のナローネックを超えて、ジャミソンバレーからメガロンバレーに燃え移ったため、メガロンバレーのキャンプ場は閉鎖されました。

シーニックワールドでは、スカイウェイ、レイルウェイ、ケーブルウェイとも運行されていますが、これらの全ての乗り物はメイン・ステーション発着の往復のみ乗車可能となります。

スカイウェイのイースト・ステーションからの乗車、レイルウェイとケーブルウェイのボトム・ステーションを結ぶボードウォークは閉鎖となっています。

エコーポイントも引き続きオープンしており、このエコーポイントからスリーシスターズまで歩いて行ける、スリーシスターズ・ウォークの散策路も立ち入りが可能になっています。

立ち入り可能な展望台
  • カトゥーンバ滝
  • クリフビュー展望台
  • ハネムーンルックアウト
  • ルーラカスケード
  • オリンピアンロックとエリシアンロックルックアウト
  • サブライムポイント
  • リンカーンズロック(キングステーブルランド)
引き続き閉鎖されている展望台
  • ランドスライド展望台
  • サイクロラマポイント
  • マライタポイント
  • イーグルホーク展望台

本日のエコーポイントは昨日と比較して、谷が濃い煙霧に覆われている状態であったとのことです。

ブルーマウンテン地方議会の発表では、リンカーンズロック(キングステーブルランド)は立ち入り可能となっていましたが、日本語ブルーマウンテンツアーを催行するDOA/TOURNET社によると、本日12月11日は立ち入り不可となっていたそうです。

[caption id="attachment_4743" align="alignnone" width="200"] 12月11日のエコーポイント(DOA/TOURNET提供)[/caption]

シドニー市内

シドニー市内のPM2.5の指数は、本日12月11日朝の時点では昨日の悪い状況から変わらず300台のかなり高い数値でしたが、午後になってから急速に改善し、17時時点ではシドニー市内に近接するロゼル地区において「良い」とされる57にまで下がっています。

環境局のWEBサイトで発表されているシドニー市内、クック・アンド・フィリップ・パークの数値が欠損している為シドニー市内中心部の数値は不明ですが、ロゼル地区はシドニー中心地より3km程度の距離なので、PM2.5の数値は大きくは変わらないものと思われます。

シドニー市内では煙により視界不良、臭いもなく、昨日欠航していたフェリーも通常運行されています。

しかしながら、シドニー上空高くが煙霧に覆われており、天気予報では「快晴」となっているのにこの煙霧によって陽がさえぎられ、地上では曇り、陽がほとんどささない状態となっています。

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