シンガポールの気候、旅行の服装とベストシーズン
シンガポール旅行の前に知っておきたい、 シンガポールの気候、最高気温・最低気温・降雨量の年間データ を解説いたします。
シンガポールでの服装、旅行のベストシーズン、雨・暑さ対策 もまとめていますので、出発前の準備にお役立てください。
シンガポールの気候
シンガポールは赤道の約1.5度北に位置し、年間を通して高温多湿な 熱帯雨林気候です。 明確な四季はなく、年間の気温差は小さいため、いつ訪れても日本の真夏に近い気候と考えると分かりやすいでしょう。
年間を通して最高気温はおおむね31〜32℃前後、最低気温は24〜26℃前後です。 ただし近年は気候変動の影響もあり、日中の暑さや夜間の蒸し暑さが強く感じられる日もあります。 シンガポール気象庁の年次気候評価によると、2025年の年平均気温は28.1℃で、観測史上8番目に高い年のひとつとなりました。
湿度も高く、朝は90%以上になることがあり、雨のない午後でも60%前後までしか下がらない日が多くあります。 気温だけを見ると日本の猛暑日ほどではないように感じるかもしれませんが、湿度が高いため、体感温度はかなり高くなります。
シンガポールには日本のような梅雨や明確な乾季はありませんが、 11月〜1月頃は北東モンスーンの影響で雨が多くなりやすく、 2月〜3月上旬は比較的雨が少ない傾向があります。 また、3月下旬〜5月、10月〜11月のモンスーン移行期には、午後から夕方にかけて雷雨が発生しやすくなります。
年間を通じて、日中、特に午後に突然の強いにわか雨や雷雨が発生する可能性があるため、 折り畳み傘、晴雨兼用傘、薄手のレインジャケットを持ち歩くことをお勧めします。
シンガポールと赤道の位置
シンガポールの年間気候データ
シンガポールにおける月ごとの平均最高気温、最低気温、及び月間降水量の目安は以下の通りです。 気温の月差は小さい一方、降水量は月によって差があり、12月が最も雨の多い月になりやすい傾向があります。
シンガポールの年間天候グラフ
| 月 | 平均最高気温(℃) | 平均最低気温(℃) | 月間降水量(mm) |
|---|---|---|---|
| 1月 | 30.4 | 23.9 | 234.6 |
| 2月 | 31.7 | 24.3 | 112.8 |
| 3月 | 32.0 | 24.6 | 170.3 |
| 4月 | 32.3 | 25.0 | 154.8 |
| 5月 | 32.2 | 25.4 | 171.2 |
| 6月 | 32.0 | 25.4 | 130.4 |
| 7月 | 31.3 | 25.0 | 154.4 |
| 8月 | 31.4 | 25.0 | 148.9 |
| 9月 | 31.4 | 24.8 | 156.5 |
| 10月 | 31.7 | 24.7 | 154.6 |
| 11月 | 31.1 | 24.3 | 258.5 |
| 12月 | 30.2 | 24.0 | 318.6 |
| 平均 | 31.5 | 24.7 | 180.5 |
データ: 世界気象機関 World Weather Information Service / Meteorological Service Singapore / 赤字・・年間最高値または最低値 ※降水量の「180.5」は月平均値です。
近年の傾向:暑さと雨への備えも重要
シンガポールでは、長期的に気温が上昇する傾向が見られています。 2025年は年平均気温28.1℃で、6月と11月には月別の高温記録が更新されました。 また、2025年の年間降水量は2,984.9mmで、長期平均を18%上回り、1980年以降で7番目に雨の多い年となりました。
旅行者にとっては、年間データだけでなく、 暑さ、湿度、急な雷雨に対応できる服装と持ち物を準備すること が大切です。
シンガポールでの服装
シンガポールは熱帯性気候で、 基本的には日本の真夏と同じ服装 で過ごせます。Tシャツ、薄手のシャツ、ワンピース、ショートパンツ、通気性のよいパンツなど、汗をかいても乾きやすい服装が便利です。
ただし、注意したいのは室内の冷房です。ショッピングモール、ホテル、レストラン、MRT、博物館などでは冷房が強めに効いていることが多いため、 薄手のカーディガン、長袖シャツ、ストールなど、軽く羽織れるものを1枚持参 すると安心です。
また、シンガポールはビーチリゾートではなく、東京や大阪と同じような大都市です。 日中の街歩きではカジュアルで問題ありませんが、ホテルのレストラン、ルーフトップバー、カジノ、高級レストランでは、 スマートカジュアル を意識すると安心です。
男性は襟付きシャツやポロシャツ、チノパン、きれいめのスニーカーまたは革靴、女性はワンピース、ブラウス、きれいめのサンダルなどが使いやすいでしょう。 タンクトップ、ビーチサンダル、極端に露出の多い服装は、場所によっては避けた方が無難です。
雨・暑さ対策の持ち物
- 折り畳み傘、または晴雨兼用傘
- 薄手の羽織りもの
- 歩きやすく、雨でも滑りにくい靴
- 日焼け止め、帽子、サングラス
- 汗拭きシート、ハンカチ、替えのTシャツ
- 水分補給用のボトル
特に屋外観光が多い日は、午前中に屋外スポット、午後はショッピングモールや博物館など屋内施設、夕方以降に夜景スポットという組み方にすると、暑さと雨を避けやすくなります。
シンガポール旅行のベストシーズン
シンガポールは年間の気温変動が小さく、 気候だけで考えると、はっきりした旅行のベストシーズンはありません。 1年中旅行できます。
ただし、雨の少なさを重視するなら、 2月〜3月上旬 は比較的旅行しやすい時期です。一方、11月〜1月は雨が多くなる傾向がありますが、日本の梅雨のように終日雨が降り続く日ばかりではなく、短時間の強い雨や雷雨が中心です。
観光のしやすさは、天候だけでなく、航空券やホテル料金、イベント、祝日、混雑状況にも左右されます。 シンガポール旅行では、気候面だけでなく、 航空券・ホテル料金、F1シンガポールGP、旧正月、学校休暇、年末年始などの混雑時期 も考慮して時期を選ぶとよいでしょう。
時期別の旅行ポイント
| 時期 | 旅行のポイント |
|---|---|
| 2月〜3月上旬 | 比較的雨が少ない傾向。屋外観光や街歩きを重視する人に向いています。 |
| 4月〜5月 | 蒸し暑さを感じやすい時期。午後の雷雨にも注意が必要です。 |
| 6月〜9月 | 日本の夏休みと重なり旅行しやすい時期。暑さ対策と水分補給を意識しましょう。 |
| 9月〜10月 | F1シンガポールGPの時期はホテル料金が高くなりやすく、中心部が混雑します。 |
| 11月〜1月 | 雨が多くなりやすい時期ですが、気温はやや落ち着きます。年末年始は混雑・料金上昇に注意。 |
結論として、シンガポール旅行は「いつでも行ける」旅行先です。 雨を完全に避けるよりも、 スコールが来たらカフェやショッピングモールで休憩する くらいの柔軟な旅程にしておくと、快適に楽しめます。
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