オーストラリアのブラックスワン完全ガイド|特徴・生態・パースで見られる場所
オーストラリアの水辺でひときわ目を引く鳥が、ブラックスワン(Black Swan)です。
真っ黒な体、長くしなやかな首、鮮やかな赤いくちばし。日本で「ハクチョウ」と聞いて思い浮かべる白い姿とは正反対ですが、れっきとしたハクチョウの仲間です。学名はキグヌス・アトラトゥス(Cygnus atratus)で、オーストラリア各地の湖、川、河口、湿地などで暮らしています。
なかでもブラックスワンと特に縁が深いのが西オーストラリア州です。1697年、オランダ人航海者ウィレム・デ・フラミングが現在のパースを流れる川で多数のブラックスワンを目にしたことから「スワン川」と名付けられました。現在もブラックスワンは西オーストラリア州の鳥の紋章で、州旗や紋章にも登場します。
パースではスワン川沿いだけでなく、ハーズマン湖やレイク・モンガーなど都市部の湿地でも出会える可能性があります。野鳥なので必ず見られるわけではありませんが、動物園へ行かなくても街中の水辺で観察できるのがブラックスワンの魅力です。
この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、ブラックスワンの特徴、分布、白いハクチョウとの違い、食べ物、繁殖、ヒナ、飛び方、西オーストラリア州との関係、パースで見やすい場所、観察時のマナーまでまとめて紹介します。
- ブラックスワンとは?
- ブラックスワンの基本情報
- 黒い羽と赤いくちばしの特徴
- 白いハクチョウとの違い
- オーストラリアのどこにいる?
- どんな場所に暮らしている?
- 西オーストラリア州の象徴
- スワン川の名前とブラックスワン
- 1.パースのスワン川
- 2.サウス・パースのブラックスワン・ハビタット
- 3.ハーズマン湖
- 4.レイク・モンガー
- 5.パース動物園
- パース以外ではどこで見られる?
- ブラックスワンは何を食べる?
- 繁殖・つがい・巣作り
- ヒナは黒くない?
- 飛ぶことはできる?
- 性格・行動
- 保全状況と湿地の重要性
- 野生のブラックスワンに餌を与えていい?
- 旅行者が観察するときのポイント
- ブラックスワンに関するFAQ
ブラックスワンとは?
ブラックスワンは、カモ目カモ科ハクチョウ属に分類される大型の水鳥です。
世界で唯一、ほぼ全身が黒いハクチョウ
世界にはいくつかのハクチョウ類がいますが、成鳥の体がほぼ黒色になるのはブラックスワンだけです。
オーストラリア原産
オーストラリアに自然分布し、湖、河川、河口、湾、湿地など幅広い水辺で暮らしています。ニュージーランドなど海外にも導入されています。
意外と身近な野鳥
パースをはじめ、オーストラリアの都市部にある湖や湿地でも見かけることがあります。野生動物観察のために遠くまで出かけなくても出会える可能性がある鳥です。
ブラックスワンの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 一般名 | ブラックスワン |
| 英名 | Black Swan |
| 学名 | Cygnus atratus |
| 分類 | カモ目カモ科ハクチョウ属 |
| 体長 | 約120~142cm |
| 主な体色 | 黒色 |
| くちばし | 赤~橙赤色、先端付近に白い帯 |
| 主な食べ物 | 水草、藻類など |
| 主な生息地 | 湖、河川、河口、湾、湿地 |
| 保全状況 | IUCN:低懸念(Least Concern) |
体長は1メートルを大きく超え、翼を広げると2メートル近くになることがあります。水上では優雅に見えますが、離陸にはある程度広い水面が必要な大型の鳥です。
黒い羽と赤いくちばしの特徴
ブラックスワンは一度見れば覚えやすい鳥です。
体の大部分は黒
成鳥の首、胸、背中、腹部はほぼ黒色で、光の当たり方によってやや茶色味を帯びて見えることがあります。
翼には白い羽がある
泳いでいると全身真っ黒に見えますが、翼の一部には白い風切羽があります。飛んだときには黒と白のコントラストがはっきり見えます。
鮮やかな赤いくちばし
成鳥のくちばしは深い赤~橙赤色で、先端近くに細い白帯があります。黒い羽との対比が非常に目立ちます。
メスはオスよりやや小さい
雌雄の見た目はよく似ていますが、一般にメスの方がやや小柄です。
白いハクチョウとの違い
日本で見慣れた白いハクチョウと比べると、最も分かりやすい違いはもちろん羽色です。
| 特徴 | ブラックスワン | 日本で見られる白いハクチョウ類 |
|---|---|---|
| 成鳥の体色 | ほぼ黒 | 白 |
| 翼 | 白い風切羽がある | ほぼ白 |
| くちばし | 赤系 | 種類により黄・黒など |
| 主な自然分布 | オーストラリア | 北半球 |
| ヒナ | 灰色~淡灰色 | 灰色系が多い |
首が長く、水草を食べ、水上をゆっくり泳ぐ姿はハクチョウそのものです。羽色が違うだけで、見慣れた白いハクチョウと共通する行動も多くあります。
オーストラリアのどこにいる?
ブラックスワンはオーストラリアの広い範囲に分布しています。
特に南部で多い
オーストラリア博物館では、ケープ・ヨーク半島を除くオーストラリア各地に分布し、特に南部で多いとしています。
定住する群れも移動する群れもいる
一年中水がある湿地では同じ地域にとどまることがありますが、水量や餌の条件が変わると長距離を移動します。
「渡り鳥」というより遊動的
日本のハクチョウのように毎年決まった南北ルートを往復するイメージより、雨や水の状態に応じて水辺から水辺へ移動する遊動的な鳥と考える方が近いでしょう。
どんな場所に暮らしている?
ブラックスワンは淡水だけでなく、さまざまな水環境を利用します。
湖・湿地
広い湖や恒久的な湿地は代表的な生息環境です。水草が豊富な浅い場所では首を水中へ伸ばして餌を採ります。
川・河口
淡水と海水が混ざる汽水域にも暮らします。パースのスワン川がその代表例です。
湾や沿岸部
波の穏やかな湾などでも見られることがあります。
離陸には広い水面が必要
大型の鳥なので、水面から飛び立つときには助走します。BirdLife Australiaとオーストラリア博物館は、離陸のために40メートル以上の開けた水面を必要とすることがあると説明しています。
西オーストラリア州の象徴
ブラックスワンと最も強く結び付いている州が西オーストラリア州(Western Australia)です。
1973年に州の鳥の紋章へ
ブラックスワンは1973年7月25日に西オーストラリア州の鳥の紋章として正式に制定されました。
州旗にもブラックスワン
西オーストラリア州旗には、黄色い円の中に黒いハクチョウが描かれています。州の紋章や政府機関の意匠にも使われています。
パースを歩くとスワンだらけ
川の名前だけでなく、地名、公共アート、歴史的な企業名など、パースでは「Swan」という名前を頻繁に目にします。背景にはこの鳥と地域の深い関係があります。
スワン川の名前とブラックスワン
パースを流れるスワン川(Swan River)の名前そのものが、ブラックスワンに由来します。
1697年に命名
西オーストラリア州政府によると、オランダ人航海者ウィレム・デ・フラミングが1697年に川で多数のブラックスワンを目撃し、この川をスワン川と名付けました。
ヨーロッパでは「ハクチョウは白い」と考えられていた
ブラックスワンがヨーロッパへ知られる以前、ヨーロッパではハクチョウは白いものと考えられていました。真っ黒なハクチョウの発見は、当時の人々にとって非常に驚く出来事でした。
スワン・リバー植民地へ
後にパースとフリーマントル周辺の英国植民地は「スワン・リバー・コロニー」と呼ばれ、ブラックスワンは地域の象徴として定着していきました。
1.パースのスワン川
ブラックスワンを探す旅行でまず候補にしたいのがスワン川です。
パース市街地を流れる大きな河川
CBDのすぐ南を流れ、エリザベス・キー、ラングレー・パーク、サウス・パースなどから水辺へアクセスできます。
名前の由来を知って見ると面白い
「Swan River」という看板を見ながら実際のブラックスワンを探すと、パースの歴史と自然が一つにつながります。
必ず見られるわけではない
野鳥なので場所や時間によっていないこともあります。ブラックスワンだけを目的にするなら、スワン川と周辺の湖・湿地を組み合わせるのがおすすめです。
2.サウス・パースのブラックスワン・ハビタット
スワン川南岸には、ブラックスワン・ハビタット(Black Swan Habitat)と呼ばれる水鳥の生息環境が整備されています。
サウス・パース・フォアショアにある
クード・ストリート東側の湖群周辺にあり、島、植栽された岬、水辺などを組み合わせて水鳥が利用しやすい環境が造られています。
繁殖環境の改善が目的
サウス・パース市は、水鳥の観察、繁殖、生態学習の場として整備し、ブラックスワンの繁殖環境をつくることも計画の目的に含めています。
パース観光と組み合わせやすい
サウス・パースの川沿いはCBDのスカイラインを見る人気エリアでもあり、散歩しながら水鳥を探せます。
3.ハーズマン湖
野鳥観察が目的なら、パース中心部から近いハーズマン湖(Herdsman Lake)は有力な候補です。
都市の中に残る大きな湿地
ハーズマン湖地域公園には100種を超える鳥類の記録があり、繁殖地や夏季の避難場所として重要な湿地になっています。
ブラックスワンも見られる
西オーストラリア州の公園案内でも、ブラックスワンを含む多くの水鳥を観察できるバードウォッチングの場所として紹介されています。
湖を一周する遊歩道
湖周辺にはウォーキング・サイクリング用のルートがあり、全周は約8キロ。全部歩かず、ボードウォークやバードハイド周辺だけを見ることもできます。
入園無料
地域公園自体に入園料はありません。ハーズマン湖ディスカバリー・センターではバードウォークなどのプログラムも行われています。
4.レイク・モンガー
もう一つパース近郊でブラックスワンと関係の深い場所がレイク・モンガー(Lake Monger)です。
水鳥の重要な生息地
湖では30種を超える水鳥が記録され、複数の種類が繁殖しています。
ブラックスワンが営巣
西オーストラリア州の文化遺産資料では、ブラックスワンがレイク・モンガーで多数営巣することがあり、ハーズマン湖で営巣した個体がヒナを連れて来ることも記録されています。
街から近い
パースCBDの北西側にあり、自然観察だけに丸一日使わなくても旅行日程へ組み込みやすい場所です。
5.パース動物園
野生個体に出会えなかったときに確認しやすいのがパース動物園(Perth Zoo)です。
オーストラリア湿地エリアで紹介
パース動物園ではブラックスワンを西オーストラリア州の公式な鳥の紋章として紹介し、その生態や保全について解説しています。
ほかのオーストラリア固有動物も一緒に
ブラックスワンだけでなく、カンガルーやオーストラリア固有の鳥類などもまとめて見たい旅行者には便利です。
パース以外ではどこで見られる?
ブラックスワンは西オーストラリア州だけの鳥ではありません。
ニューサウスウェールズ州
湖、湿地、河口などで見られ、シドニー周辺の大きな公園や湿地へ現れることもあります。
ビクトリア州
メルボルン周辺を含む州内の湖沼や湿地に生息しています。
南オーストラリア州
アデレード周辺や州内の湿地・河口域でも見られます。
タスマニア州
タスマニアの湖や河口でも普通に見られる地域があります。
北部では分布がまばら
オーストラリア博物館では、オーストラリアの広い範囲に分布する一方、ケープ・ヨーク半島では自然分布しないとしています。全体として南部ほど出会いやすい鳥です。
ブラックスワンは何を食べる?
ブラックスワンの食事は意外と質素です。
基本は植物食
主に水草や藻類を食べる草食性の鳥です。
長い首を水中へ伸ばす
水面から逆さになるように首を水中へ差し込み、水深1メートルほどまでの植物を食べることがあります。
陸上で草を食べることも
水辺の芝生などへ上がり、草を食べる姿を見ることもあります。ただし大型の水鳥なので、陸上を歩く姿は水上ほど優雅ではありません。
繁殖・つがい・巣作り
ブラックスワンはつがいで子育てをする鳥です。
長く続くペアをつくる
一般に一度形成されたペアの結び付きは長く続き、繁殖期にはオスとメスの両方が子育てに参加します。
巣は水辺の植物で作る
ヨシや草などを積み上げた大きな巣を浅い湿地、小島、水面などに作ります。
繁殖期は地域で違う
オーストラリア博物館によると、北部では2~5月頃、南部では6~9月頃が主な繁殖期です。ただし水量や降雨条件によって変わります。
巣へ近づかない
繁殖中の親鳥は巣やヒナを守ります。写真を撮るために巣へ接近したり、親子の進路を塞いだりしないでください。
ヒナは黒くない?
ブラックスワンのヒナはシグネット(cygnet)と呼ばれます。
生まれたばかりは灰色
成鳥のような真っ黒な羽ではなく、ふわふわした淡い灰色~灰褐色の綿羽に覆われています。
孵化後すぐ泳げる
ヒナは卵からかえると間もなく泳ぎ、自分で餌をついばむことができます。
親鳥と一緒に行動
両親がヒナを見守りながら移動します。親子連れに出会ったら距離を取り、通り道を空けて観察してください。
飛ぶことはできる?
大きな体なので飛べない鳥に見えることがありますが、ブラックスワンは非常に力強く飛ぶ鳥です。
水面を走って離陸
翼だけで垂直に飛び上がるのではなく、水面を脚で蹴るように助走しながら速度を上げます。
飛ぶと白い翼が目立つ
普段は隠れている白い風切羽が広がり、飛翔中は黒と白の模様がはっきり見えます。
夜間に長距離移動することも
BirdLife Australiaやパース動物園は、繁殖期以外に長距離を移動し、夜間に飛ぶことがあると説明しています。
性格・行動
公園や湖で人の近くを泳ぐ姿を見ると大人しく感じますが、ブラックスワンはあくまで野生動物です。
繁殖期は警戒心が強くなる
巣やヒナへ近づく人や動物に対して、首を伸ばしたり羽を広げたりして威嚇することがあります。
非繁殖期は大きな群れになることも
繁殖していない時期には、多数のブラックスワンが同じ湖や湿地に集まる場合があります。
近づいてきても触らない
人から餌をもらうことに慣れた個体は自分から寄ってくることがありますが、触ったり手から餌を与えたりしないでください。
保全状況と湿地の重要性
ブラックスワンは現在、世界的には絶滅の危険が高い鳥ではありません。
IUCNでは低懸念
BirdLife AustraliaではIUCNの保全状況をLeast Concern(低懸念)としています。
湿地の消失は脅威
個体数全体が直ちに危機的という意味ではなく、繁殖や餌場に必要な湿地が埋め立て、汚染、水環境の変化などで失われることは地域個体群への脅威になります。
都市の湿地も重要
ハーズマン湖のような都市内の湿地は、水鳥の繁殖地や避難場所として機能しています。旅行者が野鳥を見られる景観そのものが保全によって支えられています。
野生のブラックスワンに餌を与えていい?
公園の水辺でブラックスワンが近づいてきても、餌は与えないのが基本です。
パンは自然な食べ物ではない
ブラックスワンは水草や藻類を中心に食べます。人間向けのパンや加工食品は本来の食事ではありません。
人への依存につながる
西オーストラリア州の環境当局は、野生動物へ餌を与えると自力で餌を探す行動が失われたり、人へ食べ物を要求するようになったりする可能性があると注意しています。
攻撃的になることも
餌をもらうことに慣れると、人へ近づきすぎたり、食べ物を巡って攻撃的になったりする場合があります。
写真は距離を取って
望遠レンズやスマートフォンのズームを使い、鳥の方から距離を取ろうとした場合はそれ以上追わないようにしてください。
旅行者が観察するときのポイント
ブラックスワンは比較的見つけやすい大型の鳥ですが、野生動物らしい距離感を保って観察するとより自然な姿を見ることができます。
朝や夕方の水辺を歩く
水鳥観察は人が少ない時間帯の方が落ち着いて楽しめます。日差しが柔らかく、写真も撮りやすくなります。
鳴き声や羽ばたきにも注目
泳いでいる姿だけでなく、水面を走って離陸する場面、飛んだときに見える白い翼、親子で行動する姿もブラックスワンならではです。
繁殖中の親子には近づかない
ヒナがかわいくても距離を詰めすぎないでください。親鳥が警戒して首を伸ばしたり羽を広げたりしたら、静かに離れましょう。
パースでは複数の水辺を組み合わせる
スワン川だけで見つからなければ、ハーズマン湖、レイク・モンガーなどへ足を延ばすと観察の機会を増やせます。
西オーストラリア州のシンボルにも目を向ける
州旗や州の紋章、街のアートなどにもブラックスワンが登場します。実際の鳥と合わせて探すと、パース旅行が少し違って見えてきます。
ブラックスワンを見たいなら:日本からの旅行者にはパースが最もテーマ性のある都市です。まずスワン川沿いを歩き、野鳥観察をしっかり楽しみたい場合はハーズマン湖やレイク・モンガーへ足を延ばしてみてください。見つけても餌は与えず、巣やヒナへ近づかないことが大切です。飛び立つ瞬間に見える白い翼も、ぜひ注目してみてください。
ブラックスワンに関するよくある質問(FAQ)
はい。カモ科ハクチョウ属に属するハクチョウの仲間です。成鳥の体がほぼ黒い点が大きな特徴です。
オーストラリア原産の鳥です。現在は人為的に導入されたニュージーランドなど海外でも生息しています。
湖、湿地、河川、河口などオーストラリアの広い地域に分布します。特に南部で多く見られます。
はい。野鳥なので保証はできませんが、スワン川、ハーズマン湖、レイク・モンガーなどで観察できる可能性があります。
1697年、オランダ人航海者ウィレム・デ・フラミングが川で多数のブラックスワンを見たことに由来します。
はい。1973年7月25日に西オーストラリア州の鳥の紋章として正式に制定され、州旗や紋章にも描かれています。
主に水草や藻類などの植物を食べます。水中へ長い首を伸ばして餌を採り、陸上で草を食べることもあります。
はい。大型ですが力強く飛びます。飛んだときには普段隠れている白い風切羽がよく見えます。
いいえ。生まれたばかりのヒナは淡い灰色~灰褐色の綿羽に覆われ、成長するにつれて黒い羽が増えていきます。
与えないでください。人間の食べ物は本来の食事ではなく、人への依存や健康上の問題につながる可能性があります。
通常は人を襲う鳥ではありませんが、繁殖期に巣やヒナへ近づくと威嚇されることがあります。十分な距離を取って観察してください。
ブラックスワンに関する参考情報
- BirdLife Australia:Black Swan
- Australian Museum:Black Swan
- Western Australian Government:西オーストラリア州のシンボル
- Perth Zoo:Black Swan
- DBCA Explore Parks:ハーズマン湖地域公園
- City of South Perth:Black Swan Habitat
- DBCA:野生動物へ餌を与えないための案内
まとめ:パースの街と歴史を象徴するオーストラリアの黒いハクチョウ
ブラックスワンは、黒い羽と赤いくちばしが印象的なオーストラリア原産のハクチョウです。湖、湿地、川、河口など広い範囲に生息し、オーストラリア南部では都市近郊でも出会える可能性があります。
なかでもパースとの関係は特別です。1697年に多数のブラックスワンが目撃されたことからスワン川の名が生まれ、やがてブラックスワンは西オーストラリア州を象徴する鳥になりました。現在も州旗や紋章、街のさまざまな場所でその姿を見ることができます。
実際の鳥を探すなら、まずスワン川沿いを歩き、さらに時間があればハーズマン湖、レイク・モンガー、サウス・パースのブラックスワン・ハビタットなどへ足を延ばしてみてください。
ブラックスワンは人の近くへ来ることもありますが、野生動物です。餌を与えず、巣やヒナへ近づかず、少し離れた場所から観察することが自然な姿を楽しむ一番の方法です。
パースで一羽のブラックスワンを見つけたら、単なる「珍しい黒い白鳥」ではなく、スワン川、西オーストラリア州の歴史、先住民文化、湿地の自然までつながる存在として眺めてみてください。
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