オーストラリア出身の有名サッカー選手|世界で活躍したスターとJリーグで知られる豪州選手

オーストラリアのサッカー選手と聞いて、まず名前が浮かぶのはティム・ケーヒル、ハリー・キューウェル、マーク・ヴィドゥカといった「黄金世代」かもしれません。2006年ドイツ・ワールドカップでは、日本と同じグループに入り、ケーヒルの2得点などで日本を3対1で破りました。

その後もマーク・シュウォーツァー、マイル・ジェディナク、アーロン・ムーイ、マシュー・ライアンらが欧州で長く活躍し、現在はネストリ・イランクンダなど新しい世代も海外で経験を積んでいます。

女子では、サム・カーを筆頭に、メアリー・ファウラー、ケイトリン・フォード、エリー・カーペンターなど、世界トップクラスでプレーする選手がそろいます。

日本との関係も深く、ジョシュ・ケネディは名古屋グランパスで2年連続J1得点王、ミッチェル・ランゲラックは同じ名古屋で7シーズン守護神として活躍。ミッチ・デュークは清水エスパルス、ファジアーノ岡山、FC町田ゼルビアでプレーしてきました。

この記事では、世界的に有名な選手、日本でプレーした選手、日本代表戦で印象に残る選手という3つの視点から、オーストラリア出身の有名サッカー選手を紹介します。

オーストラリアのサッカー選手が世界で活躍する理由

オーストラリアはラグビーの国という印象ですが、サッカー選手も世界で活躍していますね。
はい。英国や欧州へ若くして渡る選手が多く、代表ではアジアの強豪国と定期的に戦う環境も整っています。

オーストラリアでは、Aリーグ創設以前から若手がイングランド、スコットランド、イタリア、ドイツなどへ移籍する流れがありました。

2006年にアジアサッカー連盟へ加盟して以降は、日本、韓国、中東勢との公式戦も増え、代表レベルの競争力も高まりました。

代表的な有名選手一覧

選手主な実績
ティム・ケーヒル豪州代表108試合50得点、W杯4大会出場
ハリー・キューウェルリーズ、リヴァプール、欧州CL優勝
マーク・ヴィドゥカリーズ、2006年W杯主将
マーク・シュウォーツァー豪州代表109試合、プレミアリーグ500試合超
マイル・ジェディナク2015年アジア杯優勝主将
マシュー・ライアン代表100試合超、W杯4大会
サム・カーマチルダス歴代最多得点
ジョシュ・ケネディJ1得点王2回
ミッチェル・ランゲラック名古屋で7シーズン
ミッチ・デューク清水、岡山、町田でプレー

ティム・ケーヒル

ティム・ケーヒル(Tim Cahill)は、シドニー出身。オーストラリア代表史上、最も象徴的な選手の一人です。

代表では108試合50得点。ワールドカップでは4大会に出場し、3大会で合計5得点を記録しました。

日本人にとって特に印象深いのが2006年ドイツ大会。日本戦で終盤に2得点し、オーストラリアを3対1の逆転勝利へ導きました。

クラブではミルウォール、エヴァートンで長く活躍し、空中戦の強さと勝負強さで知られました。

ハリー・キューウェル

ハリー・キューウェル(Harry Kewell)は、シドニー出身の左利きアタッカーです。

リーズ・ユナイテッドでブレイクし、2000年にはPFA年間最優秀若手選手。リヴァプールでは2005年UEFAチャンピオンズリーグ優勝メンバーとなりました。

代表では58試合17得点。2006年W杯クロアチア戦で、決勝トーナメント進出を決める同点ゴールを挙げています。

引退後は監督となり、2024年には横浜F・マリノスを率いたため、日本でも馴染みの深い名前です。

マーク・ヴィドゥカ

マーク・ヴィドゥカ(Mark Viduka)は、メルボルン出身のセンターフォワードです。

リーズ時代の2000年11月、リヴァプール戦で1試合4得点。リーズのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝進出にも貢献しました。

2006年ワールドカップではオーストラリア代表主将として全4試合を率い、史上初の決勝トーナメント進出を果たしました。

マーク・シュウォーツァー

マーク・シュウォーツァー(Mark Schwarzer)は、シドニー出身のゴールキーパーです。

代表109試合、44クリーンシート。2005年ウルグアイとのW杯大陸間プレーオフではPK戦で2本を止め、32年ぶりの本大会出場を決定づけました。

クラブではミドルズブラ、フラム、チェルシー、レスターなどでプレーし、プレミアリーグ500試合以上に出場しています。

ジョン・アロイージ

ジョン・アロイージ(John Aloisi)は、アデレード出身のストライカーです。

代表55試合27得点。2005年ウルグアイ戦のPK戦で最後のキッカーを務め、ワールドカップ出場を決めた場面で有名です。

マーク・ブレッシアーノ

マーク・ブレッシアーノ(Mark Bresciano)は、メルボルン出身。長くイタリア・セリエAで活躍した攻撃的ミッドフィールダーです。

2005年ウルグアイ戦第2戦では本戦唯一のゴールを決め、PK戦へ持ち込みました。2006、2010、2014年と3大会のワールドカップに出場しています。

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マイル・ジェディナク

マイル・ジェディナク(Mile Jedinak)は、シドニー出身の守備的ミッドフィールダーです。

クリスタル・パレスで主将を務め、代表でも2014年W杯、2015年アジアカップ、2018年W杯でチームを率いました。

2015年にはオーストラリア代表初のアジアカップ優勝主将となっています。

アーロン・ムーイ

アーロン・ムーイ(Aaron Mooy)は、シドニー西部出身の司令塔タイプのミッドフィールダーです。

ハダースフィールドのプレミアリーグ昇格・残留に貢献し、ブライトン、セルティックでもプレー。代表57試合に出場し、2023年に現役を引退しました。

マシュー・ライアン

マシュー・ライアン(Mathew Ryan)は、ニューサウスウェールズ州プランプトン出身のゴールキーパーです。

2015年アジアカップ優勝時にはゴールデングローブを獲得。2026年ワールドカップで4大会目の本大会出場となり、代表通算出場数は100試合を超えています。

クラブではブライトン、アーセナル、AZなどを経て、2026年9月現在はスペインのレバンテに所属しています。

現在の注目選手

ジャクソン・アーバイン

ジャクソン・アーバイン(Jackson Irvine)は、ドイツのザンクト・パウリでクラブキャプテンを務めるミッドフィールダー。2026年ワールドカップでも代表の中心です。

ネストリ・イランクンダ

ネストリ・イランクンダ(Nestory Irankunda)は、タンザニア生まれでアデレード育ち。2026年はポルトガルのスポルティングCPに所属する20歳の攻撃的選手です。

アレッサンドロ・チルカティ

アレッサンドロ・チルカティ(Alessandro Circati)は、イタリア生まれでパース育ち。セリエAのパルマでプレーする若手センターバックです。

サム・カー

サム・カー(Sam Kerr)は、西オーストラリア州イースト・フリーマントル出身。世界的に最も有名なオーストラリア人女子選手の一人です。

2026年9月時点でマチルダス141試合75得点。代表歴代最多得点記録を持ちます。

チェルシーなどで数多くのタイトルを獲得し、2023年女子ワールドカップでは母国でチームの4位進出に貢献。2026年に代表へ復帰し、現在はゴッサムFCでプレーしています。

メアリー・ファウラー

メアリー・ファウラー(Mary Fowler)は、ケアンズ出身。15歳でマチルダスにデビューした攻撃的選手です。

マンチェスター・シティでプレーし、左右両足を使える技術、スルーパス、ドリブルで高く評価されています。

ケイトリン・フォード、エリー・カーペンター

ケイトリン・フォード

ケイトリン・フォード(Caitlin Foord)は、シェルハーバー出身。2011年女子ワールドカップで大会最優秀若手選手となりました。

現在はアーセナル所属。2017年にはベガルタ仙台レディースでもプレーしており、日本との縁があります。

エリー・カーペンター

エリー・カーペンター(Ellie Carpenter)は、ニューサウスウェールズ州カウラ出身。リヨンでUEFA女子チャンピオンズリーグを2度制し、2026年現在はチェルシーでプレーしています。

日本でプレーした有名オーストラリア人

選手日本での主な所属主な実績
ジョシュ・ケネディ名古屋グランパスJ1得点王2回、2010年リーグ優勝
ミッチェル・ランゲラック名古屋グランパス7シーズン、ルヴァン杯優勝
ミッチ・デューク清水、岡山、町田日本で長期プレー
トニー・ポポヴィッチサンフレッチェ広島1997年からJリーグで活躍
マシュー・スピラノビッチ浦和レッズ2010~2012年在籍
アンドリュー・ナバウト浦和レッズ2018~2019年在籍
トーマス・デン浦和、新潟2022年W杯豪州代表
ケイトリン・フォードベガルタ仙台レディース2017年在籍

ジョシュ・ケネディ

ジョシュ・ケネディ(Joshua Kennedy)は、日本で最も成功したオーストラリア人ストライカーの一人です。

2009~2014年に名古屋グランパスでプレーし、2010年17得点、2011年19得点で2年連続J1得点王。2010年のJ1初優勝にも貢献しました。

J1通算133試合64得点。高さだけでなく足元の技術も高く、日本のサッカーに適応した外国人FWとして高く評価されています。

ミッチェル・ランゲラック

ミッチェル・ランゲラック(Mitchell Langerak)は、クイーンズランド州エメラルド出身のGKです。

2018~2024年の7シーズン、名古屋グランパスで正GKを務めました。2020年にJ1ベストイレブン、2021年には無失点時間823分、シーズン21試合無失点という記録を作りました。

2021年、2024年のJリーグYBCルヴァンカップ優勝にも貢献しています。

ミッチ・デューク

ミッチ・デューク(Mitchell Duke)は、ニューサウスウェールズ州リヴァプール出身のストライカーです。

清水エスパルス、ファジアーノ岡山、FC町田ゼルビアでプレーし、日本在籍の長いオーストラリア代表選手として知られています。

2022年ワールドカップではチュニジア戦で決勝点。2026年8月に代表引退を発表し、50試合13得点で代表キャリアを終えました。クラブでは町田でプレーを続けています。

トニー・ポポヴィッチ

トニー・ポポヴィッチ(Tony Popovic)は、シドニー出身の元DFです。

1997年からサンフレッチェ広島でプレーし、その後クリスタル・パレスでも活躍。代表58試合、2006年W杯メンバーです。

2024年9月にサッカルーズ監督へ就任し、2026年ワールドカップでも代表を率いています。

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そのほか日本でプレーした代表選手

マシュー・スピラノビッチ

マシュー・スピラノビッチ(Matthew Spiranovic)は2010~2012年に浦和レッズでプレーし、2014年W杯オーストラリア代表にも選ばれました。

アンドリュー・ナバウト

アンドリュー・ナバウト(Andrew Nabbout)は2018~2019年に浦和レッズへ在籍し、2018年W杯にも出場しました。

トーマス・デン

トーマス・デン(Thomas Deng)は浦和レッズ、アルビレックス新潟などでプレー。2022年W杯代表メンバーです。

日本代表戦で印象に残る豪州選手

2006年ワールドカップ

日本が1対0でリードしていた終盤、ティム・ケーヒルが2得点。オーストラリアは最終的に3対1で逆転しました。

2011年アジアカップ決勝

ケーヒル、キューウェル、ジェディナク、シュウォーツァーらを擁するオーストラリアと日本が対戦。延長戦で李忠成が決勝ゴールを決め、日本が1対0で勝利しました。

その後はケネディ、ランゲラック、デュークなど、代表戦ではライバル、Jリーグでは身近な存在という選手が増えています。

2026年のサッカルーズ

2026年のオーストラリア代表はトニー・ポポヴィッチ監督の下でFIFAワールドカップに出場しました。

マシュー・ライアン、ジャクソン・アーバインなど経験豊富な選手に、ネストリ・イランクンダ、アレッサンドロ・チルカティ、ジョーダン・ボスなど若い世代が加わっています。

ライアンにとっては4度目のワールドカップ、イランクンダにとっては初の本大会となりました。

オーストラリア出身の有名サッカー選手に関するよくある質問(FAQ)

オーストラリアで最も有名な男子サッカー選手は?

ティム・ケーヒル、ハリー・キューウェル、マーク・ヴィドゥカが代表的です。ケーヒルは代表歴代最多50得点を記録しています。

世界で最も有名なオーストラリア女子選手は?

サム・カーが代表的です。マチルダス歴代最多得点記録を持ち、アメリカやイングランドのトップリーグでも活躍してきました。

Jリーグで最も成功したオーストラリア人選手は?

ジョシュ・ケネディは代表的な成功例です。名古屋グランパスで2010年、2011年と2年連続J1得点王となり、2010年のリーグ優勝にも貢献しました。

ミッチェル・ランゲラックは日本で何年プレーしましたか?

2018年から2024年まで7シーズン、名古屋グランパスでプレーしました。

2006年W杯日本戦で2得点した選手は?

ティム・ケーヒルです。終盤に2得点し、オーストラリアの3対1逆転勝利につなげました。

ミッチ・デュークは現在も日本でプレーしていますか?

はい。2026年9月現在、FC町田ゼルビアでプレーしています。清水エスパルス、ファジアーノ岡山にも在籍しました。

女子選手で日本でプレーした有名なオーストラリア人は?

ケイトリン・フォードが2017年にベガルタ仙台レディースでプレーしました。

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