パブロバはオーストラリア料理?ニュージーランドとの発祥論争も解説
真っ白なメレンゲの上にたっぷりの生クリーム、イチゴやベリー、パッションフルーツなどの新鮮なフルーツ。
オーストラリアの家庭やレストランで、夏やクリスマスの時期によく登場する代表的なデザートがパブロバ(Pavlova)です。
外側はサクッとしたメレンゲですが、中はマシュマロのように柔らかく、生クリームとフルーツの酸味を合わせて食べるのが特徴です。
オーストラリアでは一般に「Pav(パブ)」という愛称で呼ばれることもあります。
ところが、「パブロバはどこの国の料理?」と聞くと話は少し複雑になります。
オーストラリアとニュージーランドは、どちらも長年パブロバを自国を代表するデザートとして親しんできました。そして両国に「自分たちの国で誕生した」という説があります。
現在確認されている歴史資料では、現在のパブロバにつながる名前付きの大型メレンゲケーキの古いレシピは1929年のニュージーランドで確認されています。
一方、1935年には西オーストラリア州パースで、現在一般的にイメージされる厚みのあるパブロバに非常に近いレシピが登場しました。
さらに近年の食文化史の研究では、生クリームやフルーツを使ったメレンゲ菓子そのものは、それ以前からヨーロッパやアメリカなどにも存在していたことが分かっています。
つまり、「オーストラリアかニュージーランドのどちらか一国が、何もないところからパブロバを発明した」と単純に考えるより、それ以前から存在したメレンゲ菓子がオーストラリアとニュージーランドで発展し、アンナ・パブロワの名前と結び付いて現在の形へ定着したと考える方が実態に近いでしょう。
この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、パブロバとはどんなデザートなのか、味や食感、食べ方、クリスマスとの関係、アンナ・パブロワ、そしてオーストラリアとニュージーランドの発祥論争まで詳しく紹介します。
- パブロバとは?
- 基本の作り
- どんな味?
- 最大の特徴は食感
- 普通のメレンゲとの違い
- 基本の材料
- コーンフラワーを入れる理由
- 酢・レモン汁を入れる理由
- 生クリーム
- 定番のフルーツ
- パッションフルーツは定番
- オーストラリアのクリスマスとパブロバ
- 夏に合うデザート
- 名前の由来はアンナ・パブロワ
- 1926年のオーストラリア・ニュージーランド公演
- オーストラリアとニュージーランドの発祥論争
- ニュージーランドの1929年レシピ
- オーストラリアの1935年レシピ
- ハーバート・ザクセ説
- もっと古いメレンゲ菓子も存在した
- 結局どちらの国が発祥?
- 両国の食文化になったパブロバ
- 丸型・長方形・ミニサイズ
- ミニ・パブロバ
- パブロバ・ロール
- 現代風パブロバ
- オーストラリア固有食材との組み合わせ
- どこで食べられる?
- レストラン
- ベーカリー・洋菓子店
- スーパー
- 家庭で作るデザート
- 食べ方
- 切り分けると崩れるのは普通
- 甘すぎると感じる場合
- アレルギー・食事制限
- 日本へのお土産には?
- パブロバで使う英語
- 旅行者向けの楽しみ方
- よくある質問(FAQ)
パブロバとは?


パブロバは、卵白と砂糖を泡立てて作ったメレンゲを土台にし、生クリームと新鮮なフルーツをのせたデザートです。
見た目はケーキですが、小麦粉を主体とする普通のスポンジケーキとは全く異なります。
最大の特徴は、
- 外側は薄くサクサク
- 内部は柔らかくマシュマロのよう
- 上には軽い生クリーム
- 新鮮なフルーツの酸味を合わせる
という食感と味の対比です。
基本の作り
典型的なパブロバは、大きく3つの部分に分けると分かりやすいでしょう。
| 部分 | 内容 |
|---|---|
| 土台 | 外側はサクサク、中は柔らかなメレンゲ |
| 上部 | 泡立てた生クリーム |
| 飾り | ベリー、パッションフルーツ、キウイ、マンゴーなど |
レストランでは、ソース、レモンカード、ナッツ、チョコレートなどを加えることもありますが、基本は非常にシンプルです。
どんな味?
メレンゲ部分には砂糖を多く使うため、かなり甘いデザートです。
そこで重要になるのが、砂糖をあまり加えない生クリームと、酸味のある新鮮なフルーツです。
口に入れると、
甘いメレンゲ + 軽い生クリーム + フルーツの酸味
が一緒になり、メレンゲだけを食べるよりバランスの取れた味になります。
最大の特徴は食感
パブロバらしさを決めるのは、味以上に食感です。
理想的なパブロバのメレンゲは、外側を指で触ると乾いていて、軽く押すとパリッと割れます。
ところが内部は完全には乾燥させず、白く柔らかなマシュマロのような状態に残します。
そのため、ナイフで切ると外側がパリッと割れ、中から柔らかなメレンゲが現れます。
普通のメレンゲとの違い
一般的な小型のメレンゲ菓子は、中まで乾燥させてサクサクに仕上げることがあります。
一方、パブロバは中央部分をマシュマロのように柔らかく残すのが特徴です。
さらにコーンフラワーや酢などを使い、内部に独特の柔らかさを出すレシピが一般的です。
つまり、単に「大きなメレンゲ」というだけではありません。
基本の材料
家庭で作る基本的なパブロバには、
- 卵白
- グラニュー糖または細目の砂糖
- コーンフラワー
- 酢またはレモン汁
- バニラ
などを使います。
焼き上がって完全に冷めてから、生クリームとフルーツをのせます。
コーンフラワーを入れる理由
オーストラリアでCornflourと表示される製菓材料は、日本でいうコーンスターチに近いものです。
パブロバへ少量加えることで、内部の柔らかな食感を作りやすくします。
大量に入れるものではなく、メレンゲを安定させるための補助的な材料です。
酢・レモン汁を入れる理由
少量の酢やレモン汁などの酸味も、メレンゲを安定させ、内部を柔らかく仕上げるために使われます。
完成したパブロバが酢の味になるほど入れるわけではありません。
レシピによって、白酢、レモン汁、クリーム・オブ・ターターなどを使います。
生クリーム
焼き上げたパブロバが完全に冷めたら、上に泡立てた生クリームを広げます。
メレンゲそのものがかなり甘いため、生クリームには大量の砂糖を加えないレシピも多くあります。
生クリームのコクが、メレンゲの強い甘さを和らげます。
定番のフルーツ
パブロバには季節の新鮮なフルーツを飾ります。
オーストラリアでよく使われるのは、
- イチゴ
- ブルーベリー
- ラズベリー
- パッションフルーツ
- キウイフルーツ
- マンゴー
- 桃
- サクランボ
などです。
クリスマスの時期はオーストラリアでは夏なので、ベリー類、サクランボ、マンゴー、パッションフルーツなど、色鮮やかな夏の果物がよく使われます。
パッションフルーツは定番
特にオーストラリアらしい組み合わせとしてよく使われるのがパッションフルーツです。
半分に切り、中の種と果汁をそのまま生クリームの上へかけます。
強い酸味と香りが、甘いメレンゲによく合います。
ベリー類とパッションフルーツを一緒に使うと、見た目も非常に華やかです。
オーストラリアのクリスマスとパブロバ
パブロバが特に存在感を増すのがクリスマスです。
日本やヨーロッパとは反対に、オーストラリアのクリスマスは真夏です。
そのため、重たいクリスマスプディングだけでなく、新鮮なフルーツをたっぷり使ったパブロバも、夏のクリスマスを代表するデザートとして人気があります。
オーストラリア政府観光局が海外でオーストラリア式のクリスマス料理を紹介した際にも、パブロバとラミントンが代表的なデザートとして取り上げられています。
家庭のクリスマスでは、大きなパブロバを食卓の中央に置き、家族や友人で切り分けて食べることもあります。
夏に合うデザート
パブロバは一年中食べられますが、新鮮なフルーツを使うため、特に夏との相性がよいデザートです。
冷たい生クリームと果物を使えば、暑い日の昼食や夕食の後でも比較的さっぱりと食べられます。
ただし、メレンゲ部分には砂糖を多く使うため、「軽い見た目だから低カロリー」というわけではありません。
名前の由来はアンナ・パブロワ
パブロバという名前は、ロシアの世界的なバレリーナ、アンナ・パブロワ(Anna Pavlova)に由来します。
アンナ・パブロワは20世紀前半を代表するバレリーナで、「瀕死の白鳥(The Dying Swan)」などの舞台で知られました。
彼女の軽やかで優雅な踊りをイメージした料理や菓子に「Pavlova」という名前が使われるようになったと考えられています。
1926年のオーストラリア・ニュージーランド公演
アンナ・パブロワは1926年にオーストラリアとニュージーランドを巡回公演しました。
ニュージーランド政府のオンライン百科事典「Te Ara」も、この1926年の公演とデザートの名称との関係を紹介しています。
当時、有名な芸術家や著名人の名前を料理やデザートへ付けること自体は珍しいことではありませんでした。
実際、アンナ・パブロワの名前を付けた料理は、メレンゲケーキ以外にも存在しました。
オーストラリアとニュージーランドの発祥論争
パブロバについて最も有名なのが、オーストラリアとニュージーランドの発祥論争です。
両国とも長年パブロバを自国の伝統的なデザートとして食べており、国を代表する食文化の一つとして扱っています。
しかし「どちらが最初に発明したのか」を判断するには、
- 「Pavlova」という名前が最初に使われた料理
- 現在の形に近い大型メレンゲケーキ
- 生クリームやフルーツをのせた現在型のパブロバ
のどれを「最初」とするかによって答えが変わります。
ニュージーランドの1929年レシピ
ニュージーランドの食文化研究家ヘレン・リーチ(Helen Leach)による調査では、1929年の「New Zealand Dairy Exporter」に掲載された「Pavlova Cake」が、現在確認されている「Pavlovaという名前の大型メレンゲケーキ」の最初期のレシピとされています。
ニュージーランド政府の「Te Ara」も、この1929年のレシピを現在知られているパブロバにつながる重要な初期例として紹介しています。
この点では、ニュージーランド側に非常に古い記録があります。
オーストラリアの1935年レシピ
一方、オーストラリアで現在のパブロバに非常に近いものとしてよく紹介されるのが、1935年の西オーストラリア州パースです。
パースのエスプラネード・ホテル(Esplanade Hotel)で料理人を務めていたハーバート・ザクセが作ったデザートが、現在の厚みのあるパブロバにつながったとする説があります。
外側が乾き、内部は柔らかく仕上げられ、今日のオーストラリア式パブロバにかなり近いものでした。
ハーバート・ザクセ説
ハーバート・ザクセ(Herbert Sachse)は、オーストラリアのパブロバ発祥説で最も有名な人物です。
1935年、パースのエスプラネード・ホテルでデザートを作った際、その軽さから「アンナ・パブロワのように軽い」という趣旨の言葉が出て、パブロバと名付けられたという話が広く知られています。
ただし、ニュージーランドには1929年のPavlova Cakeの記録があるため、ザクセを「世界で最初のパブロバ発明者」と断定することはできません。
もっと古いメレンゲ菓子も存在した
さらに近年の研究では、話はオーストラリア対ニュージーランドだけでは終わらないことも分かっています。
メレンゲに生クリームやフルーツを組み合わせる菓子は、「Pavlova」という名称が使われる前からヨーロッパやアメリカなどに存在していました。
つまり、
メレンゲ + 生クリーム + フルーツ
という菓子の考え方そのものを、オーストラリアまたはニュージーランドがゼロから生み出したとは言い切れません。
現在のパブロバは、19世紀から20世紀初頭に存在したさまざまなメレンゲ菓子が、オーストラリアとニュージーランドで独自に発展したものと考えることもできます。
結局どちらの国が発祥?
歴史資料を整理すると、単純に「オーストラリア発祥」「ニュージーランド発祥」と一言で決められる話ではありません。
| ポイント | 確認されている内容 |
|---|---|
| 名前の由来 | ロシアのバレリーナ、アンナ・パブロワ |
| アンナ・パブロワの両国公演 | 1926年 |
| 「Pavlova」という料理名 | 1920年代から複数の料理で使用 |
| 名前付きの大型メレンゲケーキ | 1929年、ニュージーランド |
| 現在の形に近いオーストラリアのレシピ | 1935年、パース |
| メレンゲ・生クリーム・果物を合わせた菓子 | 両国でパブロバが定着する以前にも海外に類似例が存在 |
現在確認されているレシピの記録では、ニュージーランドにより古い例があることが分かっています。
一方、現在広く知られている厚みのあるパブロバの発展には、オーストラリア側の料理人や食文化も大きく関わりました。
そのため、「パブロバはどちらの国の料理?」という質問には、現在ではオーストラリアとニュージーランド双方を代表するデザートとして定着していると説明するのが分かりやすいでしょう。
両国の食文化になったパブロバ
発祥論争が続く一方、パブロバがオーストラリアとニュージーランド双方の食卓へ深く定着していることは間違いありません。
クリスマス、家族の集まり、誕生日、バーベキュー、食事会など、さまざまな場面で作られます。
「どちらが発明したか」だけではなく、両国でどのように愛され続けているのかを見るのも、パブロバの面白さです。
丸型・長方形・ミニサイズ
家庭で作るパブロバは大きな丸型が一般的ですが、形に決まりがあるわけではありません。
大人数で食べる場合には、大きな長方形に焼くこともあります。
レストランでは、一人分の小さなパブロバとして提供されることもあります。
ミニ・パブロバ
ミニ・パブロバは、一人一個ずつ食べられる小型タイプです。
一個ずつ生クリームとフルーツを飾れるため、パーティーやケータリングにも向いています。
大きなパブロバのように切り分ける必要がないため、見た目をきれいに保ちやすいのも特徴です。
パブロバ・ロール
パブロバ・ロールと呼ばれるアレンジもあります。
薄く焼いたメレンゲに生クリームとフルーツを広げ、ロールケーキのように巻いたものです。
一般的な丸いパブロバとは食感が少し異なりますが、オーストラリアのベーカリーやカフェでも見かけることがあります。
現代風パブロバ
現在のオーストラリア料理店では、伝統的なフルーツのパブロバを大胆にアレンジしたデザートもあります。
例えば、
- レモンカード
- パッションフルーツカード
- 塩キャラメル
- チョコレート
- ピスタチオ
- ルバーブ
- オーストラリア固有の食材
などを組み合わせます。
一枚の大きなメレンゲではなく、小さなメレンゲを皿の上で組み合わせて、一人分のデザートとして仕上げるレストランもあります。
オーストラリア固有食材との組み合わせ
現代のオーストラリア料理では、オーストラリア固有の食材をパブロバへ取り入れることもあります。
例えば、
- ワトルシード
- レモンマートル
- フィンガーライム
などです。
ヨーロッパ由来のメレンゲ菓子の技法と、オーストラリア固有の食材を組み合わせることで、現代的なオーストラリア料理らしいデザートになります。
どこで食べられる?
旅行者がパブロバを試せる場所としては、
- レストラン
- カフェ
- ベーカリー
- 洋菓子店
- ホテル
- スーパーマーケット
などがあります。
ただし、ティムタムやラミントンのように一年中どの店にも必ず置いてある商品ではありません。
特にレストランでは、季節によってデザートメニューが変わります。
レストラン
現代的なオーストラリア料理を提供するレストランでは、パブロバがデザートメニューに登場することがあります。
レストランでは家庭で作る大きなパブロバとは違い、一人分を美しく皿へ盛り付けることが多くあります。
ベリー、パッションフルーツ、フルーツソース、シャーベットなどが添えられることもあります。
ベーカリー・洋菓子店
ベーカリーや洋菓子店では、ミニ・パブロバ、メレンゲの土台、パブロバ・ロールなどを販売することがあります。
クリスマス前には、大型パブロバを予約販売する店もあります。
年末に旅行する場合は、地元のベーカリーや洋菓子店のクリスマス商品を確認してみてください。
スーパー
ウールワースやコールズなどのスーパーでは、時期によってパブロバのメレンゲ土台を購入できます。
これは生クリームやフルーツが付いていない、メレンゲ部分だけの商品です。
自分で生クリームとフルーツを買って飾れば、簡単にパブロバを完成させることができます。
サービスアパートメントや友人宅でクリスマスを過ごす旅行者にも便利です。
家庭で作るデザート
パブロバはレストランのデザートである以上に、家庭で作るお菓子として大きな存在です。
家庭ごとに作り方へのこだわりがあり、
- 卵白を何分泡立てるか
- 酢を入れるか
- コーンフラワーをどの程度使うか
- オーブンの温度をいつ下げるか
- どんなフルーツを飾るか
などに違いがあります。
パブロバの作り方について、家族の中でも意見が分かれることがあります。
食べ方
大きなパブロバは、ナイフやケーキサーバーで切り分け、皿へ取ってフォークやスプーンで食べます。
重要なのは、メレンゲ、生クリーム、フルーツを一緒に食べることです。
メレンゲだけではかなり甘く感じるため、フルーツの酸味と生クリームを合わせることで味のバランスが取れます。
切り分けると崩れるのは普通
初めてパブロバを切ると、外側のメレンゲが割れて形が崩れることがあります。
これは失敗ではありません。
パブロバの外側は薄く、非常に割れやすいため、ナイフを入れればパリパリと崩れるのが普通です。
きれいなケーキの形にならなくても、中の柔らかなメレンゲ、生クリーム、フルーツを一緒に皿へ盛れば問題ありません。
甘すぎると感じる場合
日本人には、パブロバのメレンゲをかなり甘く感じることがあります。
その場合は、
- パッションフルーツを多めにする
- ベリー類を多めにする
- 生クリームに砂糖を加え過ぎない
- レモンカードなど酸味のあるものと合わせる
と食べやすくなります。
レストランでは、フルーツやソースの酸味まで考えてデザート全体の味を調整していることが多いでしょう。
アレルギー・食事制限
基本的なパブロバには卵と乳製品が含まれます。
メレンゲ部分には通常、小麦粉を主体として使わないため、グルテンを含まないレシピも多くあります。
ただし、コーンフラワーの原料、飾りに使う材料、調理環境などによって状況は変わります。
セリアック病や重い食物アレルギーがある場合は、必ず店へ確認してください。
日本へのお土産には?
完成したパブロバは日本へのお土産には向きません。
メレンゲは非常に割れやすく、生クリームと新鮮なフルーツは冷蔵が必要だからです。
基本的にはオーストラリア滞在中に食べるデザートと考えましょう。
帰国後に楽しみたい場合は、オーストラリアのレシピを参考に自宅で作ってみるのがおすすめです。
パブロバで使う英語
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| Pavlova / Pav | パブロバ。Pavは略称 |
| Meringue | メレンゲ |
| Egg White | 卵白 |
| Caster Sugar | 粒の細かい砂糖 |
| Cornflour | オーストラリアでは一般にコーンスターチに近い粉 |
| Whipped Cream | 泡立てた生クリーム |
| Crisp | サクッとした |
| Marshmallowy | マシュマロのように柔らかい |
| Passionfruit | パッションフルーツ |
| Pavlova Base | 飾り付け前のメレンゲの土台 |
| Do you have pavlova? | パブロバはありますか? |
| What fruit is on the pavlova? | パブロバには何のフルーツがのっていますか? |
| Is this pavlova gluten free? | このパブロバはグルテンフリーですか? |
| Can we share one? | 一つをシェアできますか? |
旅行者向けの楽しみ方
- レストランのデザートメニューでパブロバを探す
- パッションフルーツやベリーを使ったものから試す
- クリスマス時期は特に見つけやすい
- 大きなパブロバは数人で分けて食べる
- 一人ならミニ・パブロバが食べやすい
- メレンゲ、生クリーム、フルーツを一緒に食べる
- 甘すぎる場合は酸味のあるフルーツと合わせる
- 切った時にメレンゲが崩れても気にしない
- オーストラリアとニュージーランドの発祥論争は単純な二択ではないと理解する
- レストランで見つけた現代風のパブロバも試してみる
パブロバは、オーストラリアの食文化を紹介する時に必ず名前が挙がるデザートの一つです。
特に真夏のクリスマスの食卓で、白いメレンゲの上に赤いイチゴ、緑のキウイフルーツ、黄色いパッションフルーツやマンゴーを飾ったパブロバは、非常にオーストラリアらしい光景です。
一方、その歴史をたどると「オーストラリアが発明した」と一言で片付けられる料理ではありません。
1929年のニュージーランドのレシピ、1935年のパースとハーバート・ザクセ、さらにそれ以前から世界各地に存在したメレンゲ菓子――さまざまな料理の流れが重なって、現在のパブロバへ発展しました。
発祥論争そのものも含めて、オーストラリアとニュージーランドが共有する独特の食文化として楽しむのが、このデザートの面白さでしょう。
パブロバに関するよくある質問(FAQ)
外側をサクサク、中をマシュマロのように柔らかく焼いたメレンゲに、生クリームと新鮮なフルーツをのせたデザートです。
現在ではオーストラリアを代表するデザートの一つです。ただしニュージーランドでも国を代表するデザートとして親しまれており、発祥については長年議論が続いています。
現在確認されている資料では、「Pavlova」という名前の大型メレンゲケーキのレシピは1929年のニュージーランドに古い例があります。一方、現在の厚みのあるパブロバに近いオーストラリアのレシピは1935年のパースで確認されています。
ロシアのバレリーナ、アンナ・パブロワに由来します。彼女は1926年にオーストラリアとニュージーランドで公演しました。
パースのエスプラネード・ホテルで働いていた料理人ハーバート・ザクセが、1935年に現在のオーストラリア式パブロバに近いデザートを作ったという説は有名です。ただしニュージーランドには1929年のPavlova Cakeの記録があるため、世界で最初の発明者と断定することはできません。
パブロバは外側をサクサクにしながら、中をマシュマロのように柔らかく残すのが特徴です。仕上げに生クリームと新鮮なフルーツをのせます。
一年中食べられますが、特にクリスマスや夏の家族の集まりで人気があります。ベリー、パッションフルーツ、マンゴーなど夏の果物とよく合わせます。
基本的なレシピでは小麦粉を主体に使わないため、グルテンを含まない場合があります。ただし材料や調理環境によって異なるため、セリアック病や重いアレルギーがある場合は店舗へ確認してください。
完成したパブロバは非常に割れやすく、生クリームと新鮮なフルーツも冷蔵が必要なため、日本へのお土産には向きません。オーストラリア滞在中に食べるのがおすすめです。
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