シンガポールの謎のテーマパーク、ハウパー・ヴィラで不思議体験!

シンガポールの少し郊外にある独特なテーマ・パーク、ハウパー・ヴィラ(Haw Par Villa)はご存じでしょうか。

ハウパー・ヴィラは、8.5ヘクタールの敷地に、中国の神話・伝説・道徳観をモチーフにした多数の像やジオラマが展示されてきた、シンガポールでもひときわ個性的な文化スポットです。

ただし、2025年12月8日より、ハウパー・ヴィラの屋外公園部分はメンテナンスおよび修復工事のため、一部閉鎖されています。再開時期は未定です。園内すべてを通常通り見学できる状態ではないため、訪問前には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

一方で、園内の代表的な見どころである地獄の十王庁(Ten Courts of Hell)を含むヘルズ・ミュージアム(Hell's Museum)は、引き続き営業しています。現在訪れる場合は、屋外テーマパークというより、ヘルズ・ミュージアムを中心に楽しむスポットとして考えるとよいでしょう。

ニワトリの像

少し色あせた不思議な像やジオラマが並ぶ世界は、まるでカオス。中国の神話や民間信仰を題材にしたものが中心ですが、中には力士や動物の像など、思わず「なぜここに?」と足を止めたくなる展示もあります。

相撲の像

ハウパー・ヴィラの歴史

そもそも誰が、何の目的でこの不思議なテーマ・パークを作ったのでしょうか。歴史を知らずに訪れると謎が深まるばかりですが、実は創設者はとても有名な人物です。

皆さんは、シンガポール市内や空港のお土産店、ドラッグストアなどでよく見かける、シンガポールを代表する軟膏、タイガー・バームをご存じでしょうか。

タイガー・バーム(数多いタイガー・バーム商品の中の一例)

ハウパー・ヴィラは、そのタイガー・バームで知られる胡文虎(Aw Boon Haw)と胡文豹(Aw Boon Par)兄弟によって、1937年に建てられました。もともとはタイガー・バーム・ガーデンと呼ばれ、中国文化や道徳観を伝える場であると同時に、タイガー・バームのブランドを広める役割も担っていたといわれています。

香港にも同じ兄弟によって1935年に建てられたタイガー・バーム・ガーデンがありましたが、こちらは2000年に閉鎖されました。そのため、シンガポールのハウパー・ヴィラは、タイガー・バーム・ガーデンの歴史を伝える貴重な存在でもあります。

1985年には、兄弟の名前にちなんで現在のハウパー・ヴィラという名称に改められました。

現在の見どころ:ヘルズ・ミュージアム

現在訪問する場合の中心となるのが、ヘルズ・ミュージアムです。ここでは、中国文化における死後の世界だけでなく、さまざまな宗教や文化における「死」「来世」「供養」「人生観」をテーマにした展示を見ることができます。

特に有名なのが、旧来からハウパー・ヴィラの名物だった地獄の十王庁です。生前の行いによって死後に受ける裁きを、かなり強烈なビジュアルで表現しており、子ども連れの場合は年齢や性格に応じて注意が必要です。

ヘルズ・ミュージアムは屋内展示が中心のため、暑さや雨を避けて見学しやすいのも特徴です。ただし内容はやや刺激的なので、小さなお子様よりも、文化・歴史・民間信仰に興味のある大人向けのスポットと考えるとよいでしょう。

訪問前に知っておきたい注意点

2026年5月現在、ハウパー・ヴィラの屋外公園部分は、2025年12月8日から続く修復・メンテナンス工事により、一部閉鎖中です。ヘルズ・ミュージアムは営業していますが、以前のように園内の像やジオラマを自由にすべて見て回れる状態ではありません。

そのため、訪問前には必ず公式サイトまたは公式SNSで、閉鎖範囲、入場可能エリア、営業時間を確認してください。再開後は、屋外展示の見学も含めて改めて訪れる価値のあるスポットになるでしょう。

また、園内やミュージアムには奇抜で刺激の強い展示も多く、写真映えする一方で、怖いものが苦手な方や小さな子どもには向かない展示もあります。見学の際は、展示の趣旨を理解しながら、文化的なテーマパークとして楽しむのがおすすめです。

アクセス

ハウパー・ヴィラは、MRTサークル線のハウパー・ヴィラ駅(Haw Par Villa Station / CC25)のすぐそばにあります。駅出口から徒歩約1分と、アクセスは非常に簡単です。

シンガポール市内中心部からMRTを利用する場合は、乗車駅にもよりますが、ハーバーフロント駅などで乗り換えて約30〜40分が目安です。セントーサ島やハーバーフロント周辺の観光と組み合わせると、移動の効率が良くなります。

以前はハウパー・ヴィラを含むツアーも案内していましたが、現在トラベルドンキーではシンガポールのオプショナルツアーの取り扱いを終了しているため、この記事では公式サイトへの案内のみにしています。

謎の動物たちの像

名称 ハウパー・ヴィラ(Haw Par Villa)/ヘルズ・ミュージアム(Hell's Museum)
住所 262 Pasir Panjang Road, Singapore 118628(Google Map
アクセス MRT ハウパー・ヴィラ駅より徒歩約1分
営業時間 ヘルズ・ミュージアム:毎日10:00〜18:00(最終入場17:00)
※ハウパー・ヴィラ屋外公園部分は2025年12月8日より一部閉鎖中。再開時期は未定。
料金 屋外公園部分:通常は無料(ただし一部閉鎖中)
ヘルズ・ミュージアム:大人 S$22、子ども S$12、6歳以下無料
Web https://www.hawparvilla.sg/
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